「ダイヤモンドは燃える!」と聞くと
宝石が燃えちゃうなんてことあるのかな?
…と思いますよね?
結論から言って、ダイヤモンドは本当に燃えます。
激しく熱すると燃え上がり、最後は影も形もなくなってこの世から消えてしまうのです。
世界一硬いと言われるダイヤ燃える理由には、ちゃんとした科学的根拠があります。
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今回はそんなダイヤモンドが燃える温度や理由について詳しくご紹介します。
ダイヤモンドが燃える様子と理由
ダイヤモンドは、世間でも知られるように『世界で一番傷つきにくい硬度を誇る石』です。
研磨する際には、同じダイヤモンドを使うしかないほど、鉄壁の硬さを持っています。
![スーツ男性1](https://i0.wp.com/houseki-kaitorimouse.com/wp-content/uploads/2017/11/fa.png?resize=300%2C264&ssl=1)
しかし、ダイヤモンドは熱に弱く、一定温度まで熱すれば燃えるんです。
ダイヤモンドが燃える様子
日常生活においてダイヤモンドを燃やす様子を見る機会はまずありませんよね。
でも、世の中には興味本位や実験のためにダイヤを燃やす人も存在するんです!
youtubeにも、ダイヤモンドを燃やす実験動画がアップされています。
まずは試験管の中に入れたダイヤモンドをバーナーであぶり続けます。
しばらくはなにも変化がないダイヤモンドでしたが、突然真っ赤に発光し始め…
白いガスのようなものが発生したところで動画は終わっています。(白いガスは二酸化炭素)
ちなみに動画の最後には「使用したダイヤモンドは宝石としての価値はないものです」とコメントが。
![スーツ女性1](https://i0.wp.com/houseki-kaitorimouse.com/wp-content/uploads/2017/11/無題.png?resize=276%2C300&ssl=1)
本物のダイヤモンドをわざわざ燃やすなんてもったいなさすぎます。
ダイヤモンドが燃える科学的な理由
すべてはダイヤモンドの組成に答えがあります。
宝石で名高いダイヤモンドも、原料は炭と同じ『炭素』のみなんです。
そして炭素という元素同士の結合が異常に強い鉱物。
結合の間隔などが一定でゆがみもありません。
それゆえに世界一と言われるほどの高い硬度を保っているのです。
しかし、どんなに硬くてもダイヤの原料は炭素なので、燃えると二酸化炭素が発生し
最終的には炭素が燃え尽きて消滅してしまうというわけですね。
炭素同士が密に結びついているからこそ熱伝導率がとても高く、燃えやすい性質とも言えます。
ダイヤモンドは何度ぐらいで燃える?
ダイヤモンドが燃えるとはいえ、100度や200度では燃えません。
ダイヤモンドが本格的に燃え出すのは800度からです。
はじめに600度程度になると、ダイヤモンドは黒鉛化し始めます。
そこからさらに800度になると発火・炭化。
炭化したダイヤモンドは、名高い世界一の硬さを失って軟化。
最終的には気化して、二酸化炭素へと姿を変えていくのです。
なお気化させるには、1000度以上で燃やし続ける必要があるという研究がされています。
「燃え尽きる」という言葉がありますが、ダイヤモンドが燃えると最後には二酸化炭素になって影も形もなくなってしまうんです。
ダイヤモンドが日常生活で燃える心配はありません
ダイヤモンドが燃えるということに驚きつつも、普通に生活をしている限りは安心です。
日常生活を送っている中で600度や800度、ましてや1000度なんていう温度のものに触れる機会はそうはありません。
唯一というか気をつけなければならないのは火災です。
火災に備えてダイヤモンドは金庫に入れているという人もいるでしょうが、金庫は金庫でも耐火金庫でなければなりません。
耐火ではない金庫だと、火災による高温+酸素という条件下のもとではダイヤモンドはあっけなく燃えて気化してしまうからです。
一番安全な金庫は銀行の貸金庫と言われていますが、やはり火災を起こさないに限ります。
火災温度
一般的な住宅火災での火災温度(火災発生から時間経過とともに発生する温度のこと)は次の通りです。
10分 500度
1時間 945度
2時間 1049度
3時間 1110度
*参考サイト
火災温度
ダイヤモンドが形を保っていられるのはせいぜい火災発生から1時間以内。
ただライターで炙る程度でも、ダイヤモンドの輝きが失われてしまう可能性はあります。
![スーツ女性1](https://i0.wp.com/houseki-kaitorimouse.com/wp-content/uploads/2017/11/無題.png?resize=276%2C300&ssl=1)
とにかく大切なダイヤモンドは火気厳禁で!
燃えたダイヤは買取業者に買い取ってもらえる?
火災が発生した住宅から回収できたダイヤモンドも、状態によって買取をしてもらうことができます。
見た目が命の宝石なので、大幅な値下げは避けられないかもしれませんが、
想像よりも高額な買取価格がつくケースもゼロではありません。
手元に燃えてくすんでしまった不要なダイヤがあり『どうにかお金に換えたい!』と思っている人は
プロの宝石鑑定士が在籍する買取業者に、査定を依頼してみましょう。
宅配買取や出張買取を利用すれば、余計な時間もかかりません。
もし査定額に納得いかなければ、売らないという選択肢もあります。
宝石の買取業者は数多くありますが、とくにダイヤや宝石の買取実績が豊富なのは
以下の買取業者です。
ダイヤの買取ならバイセル
![](https://i0.wp.com/www19.a8.net/0.gif?resize=1%2C1&ssl=1)
まとめ
ダイヤモンドは燃えるという事実とその根拠は、科学的に基づいたものです。
『ダイヤモンドは炭素の結晶』と考えれば、燃えるということに不思議はありませんよね。
ですが、やはりあのキラキラと輝く姿を思い浮かべると『燃やしたくない!』と考えるのが普通です。
![スーツ男性1](https://i0.wp.com/houseki-kaitorimouse.com/wp-content/uploads/2017/11/fa.png?resize=300%2C264&ssl=1)
日常生活では燃えないまでも、低い温度の火に近づけることで、ダイヤモンドの輝きが失われることので注意してくださいね。