ダイヤモンドリングといえばだれもが憧れるプロポーズに欠かせないアイテムです。

それゆえに「ダイヤモンドリングを買う人イコール結婚が決まっている人」というイメージが特に日本では根強くあります。

 

そこで今回は独身でダイヤモンドリングを買うということについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

独身でダイヤモンドリングを買うのはおかしいですか?

独身がダイヤモンドリングを買っても問題はない

ダイヤモンドリングと検索するとほぼ100%婚約・結婚という言葉が一緒に出てきます。
それほどダイヤモンドリングはブライダルの印象が強いジュエリーです。

 

さて独身者がダイヤモンドリングを買おうとした場合、男性であれば

「彼女へのプロポーズのために買うのね。」と周囲が勝手に?イメージしてくれるので買いやすい傾向にあります。

むしろ女性の方が「敷居が高い」「買いづらい」「買いたいけれど迷っている」などの声が多いのが現実です。

 

やはりこれは婚約指輪=ダイヤモンドリングは男性から贈られるもの、という強いイメージがあるからです。

婚約指輪のはじまり

婚約指輪を男性が女性に贈るという習慣は古代ローマ時代に始まったとされています。
当時の指輪は鉄製で後にゴールドへと変わっていきました。

 

また15世紀頃になるとヨーロッパの富裕層の間では婚約指輪にダイヤモンドをあしらうのが流行ったようです。

一般の人でもダイヤモンドを買うことができるようになったのは1866年に南アフリカにダイヤモンドの鉱山が発見されてからです。

 

このダイヤモンドを一手に取り仕切ったのが世界的なダイヤモンド商社であるデビアス社でした。

デビアス社の戦略により世界中でダイヤモンドの一大ブームが巻き起こり、以来婚約指輪といえばダイヤモンド、というイメージが定着しています。

婚約指輪といえばティファニーの立爪

数多くあるダイヤモンドリングの中でもこれぞ婚約指輪というデザインがあります。

 

それはティファニーが発表した「ティファニー・セッティング」と呼ばれるスタイルで

大粒のダイヤモンドを6本の爪で支えていてダイヤモンドの輝きと美しさを究極的に表しています。

 

あまりにも有名でありすぎるのでダイヤモンド+立爪のデザイン=婚約指輪、という図式ができてしまっているほどです。

この立爪タイプ(ソリティア)のほかにも婚約指輪として人気が高いデザインにはメレ、パヴェ、エタニティがあります。

 

いかにも婚約指輪という風なデザインを選ばない、石の組み合わせを変える

などすれば独身だからといってダイヤモンドリングを買うことに躊躇しなくてもいいと思われますがいかがでしょうか?

既婚者=ダイヤモンドリングという決まりはない

既婚者はダイヤモンドリングをしている人が多い、というのはつまり婚約指輪としてダイヤモンドリングを贈られた人が多いからです。

決まりがあるわけではありません。

 

ではどうして既婚者=ダイヤモンドリングが多いのでしょうか?

 

実は「婚約指輪・結婚指輪を普段からつけているか?」という既婚者向けのアンケートによると

婚約指輪は結婚後のお呼ばれなどの特別な時にだけつける程度で普段はつけない、結婚指輪も半数近くの人が日常的につけていない、という結果が出ています。

 

ということは皆さんが目にする既婚者のダイヤモンドリングは昔・婚約指輪、今・お出かけ用というものが多いのではと推測されます。

せっかく贈ってもらったダイヤモンドリング、お出かけの時くらいつけないともったいないですからね。

ダイヤモンドリングをはめる指

さて指輪を語るうえで忘れてはいけないのが指輪をはめる指との関係性です。

婚約・結婚指輪は日本ではどちらも左手の薬指にはめますよね。

 

欧州の方では結婚指輪は左手の薬指、婚約指輪は右手の薬指という地域やまったくそれとは真逆の地域(左手が婚約指輪で右手が結婚指輪)もあるそうです。

ところで左手の薬指に婚約・結婚指輪をはめるようになったのは古代ギリシャの頃からです。

 

この頃は左手の薬指に心臓に通じる太い血管があると信じられていて「命にいちばん近い指」と考えられていたようです。

そのため永遠の愛を誓った象徴でもある指輪をいちばん大切な指にはめるようになった、といわれています。

指輪をはめる10本の指が持つ意味とは?

ブライダルリングやステディリングを左手の薬指にはめる、というのは多くの皆さんが知っていることですがではほかの指はどうでしょう?

 

指輪をはめる指にはそれぞれ意味があり意味を分かって指輪をすることでその指輪がさらに特別なものになります。

指の前に手の意味ですが右手は「現実」に、左手は「精神」に作用するとされています。

右手 左手
小指 魅力がアップする 新しい恋を呼ぶ
薬指 恋をかなえる 愛・絆が深まる
中指 トラブル回避 協調性を高める
人差し指 意志を強く持つ 精神力を高める
親指 指導力を発揮する 信念を貫く

独身でダイヤモンドリングをはめるならどの指がいい?

男女ともに共通している意見として「いいなぁと思っている人の左手薬指に

指輪があったら気持ちが冷める(またはあきらめる)」という人、結構いるのです。

 

指輪をはめる指にはそれぞれ意味があると先ほどお伝えしましたが

独身でパートナーが欲しいと思っているのであれば薬指以外の指に指輪をしましょう。

 

今の自分に恋愛や結婚は必要ないという人はあえて左手の薬指にはめるというのもいいかもしれませんが。

また指をきれいに見せるデザインですが小指・薬指には華奢で細めのリングが、中指・人差し指・親指にはボリュームのあるデザインがいいとされています。

まとめ

いかがでしたか?

独身でダイヤモンドリングを買うのはあり?なし?

皆さんはどのような感想を持たれたでしょうか?

 

結論としてはもちろんあり!です、大いにあり!です。

ただその場合はいかにもなデザインのリングは避けること、どの指にはめるかよく考えること、がコツのようです。