今回紹介する石は派手さはないけれど根強い人気がある「ブルーカルセドニー」です。
ブルーカルセドニーは主張が強すぎず、ほかのどんな石と組み合わせてもしっくりと落ち着く、ひとことで言えば包容力のある石ですよ。
それでは「ブルーカルセドニー」についてみていきましょう。
ブルーカルセドニーとはどんな宝石か?
ブルーカルセドニー | |
硬度 | 6,5~7 |
色 | 青色、白色、緑色、ピンク色など |
誕生石 | 7月5日、8月2日、10月8日など諸説あり |
石言葉 | 絆、隣人愛 |
ブルーカルセドニーはカルセドニーの中の青色の石のことです。
カルセドニーに青色以外の石があると認識されるまではブルーカルセドニーがすなわちカルセドニーのことでした。
現在では青色以外にもカラーバリエーションがあることが認知されており、
ブルーカルセドニーの他にも赤色の石は「カーネリアン」、黄緑色の石は「クリソプレーズ」という名前で知られています。
石の名前はギリシャのカルセドンという地で良質な原石が取れたことに由来しています。
ところでブルーカルセドニーを含むカルセドニーは水晶と同じ石英のグループで微小な石英の集合体です。
石英のグループには多くの石がありますが中でもアゲート(瑪瑙)とカルセドニー(玉髄)は成分上ほとんど同じ石ともいえます。
見分け方としてはアゲートは縞模様などの模様を持つ石でカルセドニーは均一な色で透明感がある石、と覚えておくといいようです。
またカルセドニーの変種としてジャスパー(碧玉)という石もあります。
ジャスパーには多くの不純物が含まれているため不透明であり、こちらは比較的見分けやすいと思われます。
ブルーカルセドニーの価値とは?
ブルーカルセドニーは人と人を結び付ける力の強い石といわれています。
他人とのコミュニケーションをとるのが苦手だなぁという人がお守りにしたり、
仕事柄多くの人に会うという人へのプレゼントなどに適しています。
ところで市場に出回っているカルセドニーの多くは加熱・着色されている石がほとんどです。
そのような中にあって人工的な加工を一切加えず青色で発色のいい石だけをブルーカルセドニーと呼びます。
天然石であるブルーカルセドニーはとても希少性が高くレアストーンのひとつにも挙げられます。
しかし近年になってシーブルーカルセドニーという石が登場してきました。
ブルーカルセドニーとシーブルーカルセドニー、とてもまぎらわしいというか間違えやすいですね。
混同して販売しているお店もかなりありますのでしっかりと確認してから購入するようにしましょう
シーブルーカルセドニーとは?
シーブルーカルセドニーとはその名の通り海の色をまとっているような透き通った水色がとても美しい石です。
その美しさからシーブルーカルセドニーの専門店ができるほど人気の高い石でもあります。
シーブルーカルセドニーとはカルセドニーに人工的な染色をして作る石です。
その加工方法は完全に非公開でシーブルーカルセドニーの正規品を作れるのはドイツの加工業者のみとされています。
(正規品を模した非正規品も市場には出回っていますが染色方法の違いからか非正規品は退色しやすいとされています)
ブルーカルセドニーの手入れや保管方法
ブルーカルセドニーは比較的お手入れのしやすい石です。
身につけたら汚れや汗を軽く拭き取るようにしておく程度で十分です。
ただ人工的に染色されているカルセドニーは紫外線に弱く退色する可能性があります。
保管の際には日光や灯りを通さないような容器に入れて置くと安心です。
ブルーカルセドニーの相場
ブルーカルセドニーの相場は10mm玉(3粒)1粒400円前後
シーブルーカルセドニー(正規品)の相場は10mm玉 1粒800円
「宝石買取の世界・ブルーカルセドニー」のまとめ
いかがでしたか?
カルセドニーを含む水晶にはたくさんのお仲間がいますが
やはり天然石であるブルーカルセドニーにはファンが多いようです。
記事中にも触れましたがブルーカルセドニーという
名前でシーブルーカルセドニーを販売しているお店もかなりあります。
どちらもとても美しい石ですが
くれぐれも間違えて購入されないように信頼できるお店を選びましょう。