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  • 宝石買取の世界・アンモライト

    アンモライト?アンモナイト?

    とても似ている言葉ですがそれもそのはず、アンモライトとは化石のアンモナイトが宝石になったものだからです。

     

    アンモナイトの写真は理科の教科書で見たことがある人もアンモライトは見たことがないという場合が多いのではないでしょうか?

    虹色、玉虫色などと表現されることが多いアンモライト。

     

    今回は自然が作り出した摩訶不思議な色を持つアンモライトをご紹介します。

    アンモライトとはどんな宝石か?

    アンモライト
    硬度 4,5~5,5
    虹色、玉虫色
    誕生石 1月(7日)
    石言葉  幸運、才能、想像力、過去を手放す

    アンモライトの和名は「菊石」。

    アンモナイトの化石が7000万年もの時間をかけて宝石化したものがアンモライトです。

     

    アンモナイトの化石は世界中で発見されていますが、アンモライトはカナダのアルバータ州にある7000万年前の地層からしか発見されていません。

    宝石としてはまだ歴史が浅く、1981年に世界宝石連盟から宝石として認定を受けたばかりです。

     

    アンモライトはパール(真珠)やアンバー(琥珀)などと同じ霰石を主成分にした有機質の宝石です。

    日本では風水などの影響で大変に人気が高く、アンモライトの最大の市場です。

    アンモライトの価値とは?

    アンモライトはオパールと同じような遊色効果を持つ宝石です。
    *遊色効果:虹のような色彩が現れる現象

     

    「その輝きには自然界のすべての色が含まれている」と言われるほど美しいものです。

    アンモライトの内部にある霰石が光を反射することで様々な色が生み出されますが、霰石の層の厚さにより反射する光の色が違います。

     

    最もよく目にするのは赤色と緑色です。

    青色や紫色などは少なく、さらに深紅色や金色になると希少性が跳ね上がります。

     

    希少性の高いものは当然ながら高値で取引されます。

    アンモライトのグレード

    アンモライトの評価は「AA」「A+」「A-」の3段階で行われます。

     

    ただしこの評価基準は世界的に統一がされていません。

    売り手によって同じアンモライトでも評価が違うということもあります。

     

    グレードを決める際のポイントは以下の3点です。

     

    ① 原色の数

    ・3色以上の原色がバランスよく含まれている

    ・1色か2色の明るい色が均一に含まれている

     

    ② 遊色効果の出方

    ・虹色のプリズムがどの角度から見ても出る

    ・遊色効果の出る角度が狭いほど低評価

     

    ③ 色の明度

    ・真珠層の殻の保存状態がいいか

    ・霰石の層がキレイに配列しているか
    ・研磨技術が優れているか

    アンモライトの手入れや保管方法

    アンモライトは大変にもろく傷がつきやすい宝石です。

    パールクリーナーなどを柔らかい布に浸して優しく拭きましょう。

     

    表面にヒビなどがある場合はパールクリーナーを使うとかえって痛めてしまうことがあります。
    その場合は販売店や専門業者にクリーニングを依頼します。

     

    なおスチーム洗浄や超音波洗浄は絶対に行わないで下さい。

     

    また直射日光に長時間当てると表面が劣化することもありますので、布などでくるんで保管するようにします。

    アンモライトの買取相場

    アンモライトのグレードは世界基準ではありませんので、買取市場でも価格の幅が大きいことが予想されます。

    買取に出す際には必ず複数の業者に見積もりを出してもらいましょう。

     

    ちなみにアンモライトを専門に扱っている業者のサイトによるとグレードや大きさなどで以下のように幅がありました。

    アンモライトのかけら 1,000円~45,000円
    アンモライトのルース 7,000円~50,000円
    ハイグレードのルース 30,000円~170,000円

    「宝石買取の世界・アンモライト」まとめ

    いかがでしたか?

    見れば見るほど不思議な魅力に満ちているアンモライト。

     

    はるか遠い昔には生物だったものがこれほど美しい宝石に生まれ変わるとは。

    ジュエリーとしてもオブジェとしても、アンモライトは今後ますます人気が出そうですね。

     

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  • 宝石買取の世界・シトリン

    今回ご紹介する宝石はビタミンカラーの中でもとびきり元気になれそうな黄色に輝くシトリンです。

    気分が落ち込んだ時やストレスがたまって疲れてしまった時などに持つと活力を与えてくれるパワーストーンとしても人気があります。

     

    また黄色が金貨を連想させることから財産・販売・事業などのお守りとしても人気のある石です。

    太陽のように見る人に元気を与えてくれるシトリン、それでは見ていきましょう。

    シトリンとはどんな宝石か?

    シトリン
    硬度 7,0
    黄色
    誕生石 11月
    石言葉  勇気、希望、生命力、社交性

     

    シトリンの語源はフランス語の「citron」レモンの意味で、和名は「黄水晶」と言います。

    黄色と言っても蜂蜜のような色からレモンイエローやオレンジ色までカラーバリエーションは豊富です。

     

    シトリンは地中のアメジスト(紫水晶)がマグマなどによって加熱されたか白水晶に放射線が当たることで黄色に変色してできた宝石です。

     

    これらの天然シトリンは採掘されることが大変に稀であり奇跡的なことだとさえ言われています。

     

    現在市場に出回っているシトリンのほとんどは人工的にアメジストに加熱するか、白水晶に放射線を当てて作り出されたものです。

    鉱物的には天然シトリンも人口シトリンも同じ成分なのでどちらも本物のシトリンであることには間違いありません。

    シトリンとトパーズ

    シトリンとイエロートパーズは色合いが似ているためによく間違われてきました。

    しかし鉱物的にはまったくの別物であり、市場価格で比べてもシトリンはイエロートパーズよりかなり安価です。

     

    ところが業者の中には「シトリントパーズ」という名前をつけて販売している人たちがいます。
    宝石はシトリンで価格はトパーズ、という本来あってはならないというかあるはずのない宝石です。

     

    シトリンを購入する際にはご注意下さい。

    シトリンの価値とは?

    シトリンは天然のものを除いて比較的手にしやすい価格帯の宝石です。

    カラットも大きいものが多く様々なデザインのジュエリーに加工しやすい点も魅力のひとつです。

     

    またほとんどのシトリンには目に見えるインクルージョンはありません。
    インクルージョンが見えるシトロンは価値が下がります。

    アメトリンとは?

    アメジストからシトリンに変化する途中で生まれるアメトリン(紫黄水晶)も人気があります。

    アメトリンはアメジストとシトリンが一つの石の中に含まれたものですがシリトン同様に天然のものは非常に稀です。

     

    アメトリンにはバイカラー(2色)とパーティーカラー(場所により色が違う)があり、こちらも人気があります。

    シトリンの手入れや保管方法

    シトリンの通常のお手入れは柔らかい布などで身に着けた後に優しく拭くことです。

    汚れがひどい時にはぬるま湯に中性洗剤を混ぜたもので洗います。

     

    ただし変色などの原因になるのでスチーム洗浄はやめましょう。

    シトリンは紫外線に弱い性質なので保管する際には直射日光を避けるようにします。

    シトリンの買取相場

    シトリンは宝石の中でもお手ごろな価格帯が多く、シトリン単体の価格というよりも一緒に施されている他の宝石や土台(地金)の価値に影響されることが多いようです。

     

    ジュエリーの買取店では先ほどの理由などにより買取価格には相当幅がありますが、14カラットのシリトンのルースで400円という値がついていたものもありました。

     

    パワーストーンとしてブレスレットなどに加工されているシトリンの場合は1,000円前後の価格が多く見受けられます。

     

    いずれにしても宝石の買取を行う場合には複数の業者に見積もりを出してもらうようにしましょう。

    そうすることで相場を知ることができますし、納得のいく業者に買取をしてもらうことができます。

    「宝石買取の世界・シトリン」のまとめ

    いかがでしたか?

    眺めているだけで元気をもらえそうなシトリン。

     

    お疲れ気味の現代人にはピッタリの宝石と言えるかもしれませんね。

     

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  • 【宝石買取】の世界、トルマリンの買取相場・相場価値

    トルマリンはカラーバリエーションが宝石の中で1,2を争うくらいに豊富なことで知られています。

    全色のトルマリンを入れた宝石箱はどんなに華麗できらびやかなことでしょう。

     

    また同じ宝石なのに色ごとに呼び名が変わる、比較的手に入れやすいものからダイヤモンド以上の価値を持つものまである、

    など価値が大きく異なるところもトルマリンの面白さと言えるでしょう。

     

    あなたのお好みのトルマリンは何色でしょうか?

    トルマリンとはどんな宝石か?

    トルマリン
    硬度 7,0~7,5
    ほぼ全色
    誕生石 10月
    石言葉  安楽、潔白、寛大、忍耐、友情

    トルマリの語源はスリランカのシンハリ語「turmaliトルマリ」で多くのものを持つという意味です。

    和名は「電気石」と言います。

     

    「電気石」と呼ばれる通り加熱や摩擦によって静電気を帯びます。

    また特殊な条件下ではマイナスイオンを発生させるとも言われていますが、マイナスイオンが発生するからと言って万病に効くというものではありません。

     

    古代のシャーマン(呪術師)は神聖な儀式や病気の治療の時にはトルマリンを好んで身に着けたと言いますので、昔から不思議な石の力が知られていたのかもしれませんが科学的な根拠は今のところはっきりとしていません。

     

    ところでトルマリンはガーネット同様に単体の石の名前ではなく鉱物のグループ名です。
    現在トルマリンとされる鉱物は5分類13種類ほどあります。

    トルマリンの価値とは?

    トルマリンの価値とはカラーバリエーションが豊富なことにほかなりません。

    色と呼び名

    色が違えば呼び名が違うのがトルマリンです。

    赤・ピンク:ルベライト
    青:インディゴライト
    紫:シベライト
    黄・褐色:ドラバイト
    緑:ベルデライト
    黒:ショール
    無色:アクロアイト

    またトルマリンの中には1つの石に複数の色を持つものもあります。

    2色の色:バイカラー・トルマリン
    3色の色:トライカラー・トルマリン
    複数の色:パーティーカラード
    中心が赤色で周囲が緑色:ウォーターメロン

    ダイヤモンドよりも高いトルマリン

    トルマリンの中にはその希少性や人気の高さから取引価格がダイヤモンドよりも高いとされるものがあります。

    それがパライバトルマリンです。

     

    パライバトルマリンは一度見たら忘れられない鮮やかな蛍光ブルーの輝きを持った宝石です。

    その色の美しさは「南の島の透き通った海の色」とも「宇宙から見た地球の色」とも言われています。

     

    パライバトルマリンは1989年に初めてブラジルのパライバ州で発見されました。
    しかしその鉱脈はわずか1年で枯れてしまいます。

     

    その後もいくつかの鉱脈で採掘と枯渇を繰り返し、現在ではアフリカのモザンビーグでわずかに採れるのみとなっています。

    その美しさと希少性から需要は高くなり続けていますが、産出量があまりにも少ないためにますます価格が高騰している状況です。

     

    現在すべての宝石の中で最も高価な宝石はパライバトルマリンと言ってもいいでしょう。

     

    透明度やグレードにもよりますが1カラットのルースで500万円~することも決して珍しいとは言えないようです。

    トルマリンの手入れや保管方法

    トルマリンは電気石の名前の通り加熱や摩擦で電気を帯び、電気を帯びるとホコリがつきやすくなります。

    使うたびに柔らかい布などで優しくホコリ、汗や皮脂などを拭き取るようにしましょう。

     

    汚れがひどい時はぬるま湯に中性洗剤を入れてやわらかいブラシで洗います。

    トルマリンの買取相場

    パライバトルマリンは別格ですが、インディゴライトや多色性を持つトルマリンなどは高値で取引されています。

     

    一般的にカラーストーンは業者ごとに価格幅が大きいのが普通ですので、買取に出す際には必ず複数の業者で見積もりを出してから決めるようにします。

     

    その際には購入時の保証書、鑑別書、パッケージなどもあるといいでしょう。

    「宝石買取の世界・トルマリン」まとめ

    お好みのトルマリンの色は見つかりましたか?
    あまりにも多くの色があり過ぎて決めかねている人も多いのではないでしょうか?

     

    本音を言えば全部の色のトルマリンを揃えてみたいところです・・・。

     

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  • 【宝石買取】の世界、ルチルの買取相場・価値・種類

    見れば見るほど不思議な石、ルチル。

     

    一般的にはルチルが水晶の中に入り込んだルチルクォーツが有名です。
    透明な石の中に金色の針のような石がきらめいています。

     

    ルチルクォーツは宝石として愛用するよりパワーストーンとして愛用している人のほうが多いのではないでしょうか?

    ルチルの色により効果は様々ですが持ち主に幸運をもたらす石として高い人気を誇ります。

    それではルチルを見ていきましょう。

    ルチルとはどんな宝石か?

    ルチル
    硬度 6,0~6,5
    赤褐色、金黄色
    誕生石 色により異なる
    石言葉  色により異なる

     

    ルチルの語源はラテン語の「rutilus」で金紅色という意味です。
    和名は「金紅石」です。

     

    天然で産出されるルチル自体は透明であり宝石としての用途には用いられません。

    ルチルは水晶の中に入ると「針入り水晶」「ルチルクォーツ」と呼ばれます。

     

    ルチルクォーツは古来より金運や勝負強さをもたらすお守りとして人々に大切にされてきました。

    また石の力と相まってルチルが天使の髪を連想させることから「天使の髪の毛」「ヴィーナスの髪」と呼ばれることもあります。

     

    この他、ルビーサファイアの中に入り込んだルチルの結晶は反射した光が星の形に見えるスター効果を生み出します。

    【宝石買取】ルビーの種類や歴史・買取価格・相場

    人工ルチル

    人工的に作り出されたルチルは無色透明です。

    屈折率も高く金剛光沢であることから戦後の一時期にはダイヤモンドの代用品として市場に出回っていたこともあります。

     

    宝石以外の用途としてはチタン製品の原料や紫外線の吸収力が高いことから日焼け止めなどに利用されています。

    ルチルの価値とは?

    他の宝石の中に入ることで様々な効果をもたらすルチルですが、ルチル自体が宝石として成立してはいません。

    最も一般的なのが水晶の中に入ったルチルクォーツです。

     

    ルチルクォーツと名前がついていても黒、緑、青、赤のものはルチル以外の鉱物であることが多いようです。

    ルチルクォーツの中ではやはり金色の針が美しいゴールドルチルクォーツが人気です。

    タイチンルチル

    ルチルクォーツの中でも最高品質とされるのが金色の針が板状もしくは束状に入っている「タイチンルチル」です。

     

    同じ金色の針でもゴールドルチルは細い針、タイチンルチルは太い板状か束状の針が入っています。

    さらにその針が同じ方向に向いていて猫の目のように見えるルチルクォーツのことを「タイチンキャッツ」と呼びます。

    ルチルクォーツのグレード

    ルチルクォーツにとって大切なのはルチルを覆う水晶の透明度が高いこととルチルの本数が多くしっかりとした針であることです。

     

    またルチルの入り方により現在日本では50ランクほどの格付けがされています。

    ただしこのグレードのランクは国際基準ではないため、つける人・店によってばらばらと言わざるを得ません。

    ルチルの手入れや保管方法

    身に着けた後には柔らかい布などで優しく拭き取ります。

     

    またパワーストーンとして愛用されている場合は水道水による流水洗いが推奨されています。

    クォーツは傷つきやすいほか直射日光にも弱いので保管する時には他の宝石とぶつからないように個別のジュエリーボックスなどにしまいます。

    ルチルの買取相場

    ルチルクォーツは水晶の透明度とルチルの状態により50近いランクがあり、

    一粒の大きさが同じでもランクによって千円代~10万円代まで価格が非常に大きく異なります。

     

    「宝石買取の世界・ルチル」のまとめ

    いかがでしたか?

    ルチルクォーツは見るほどに不思議な魅力がありますよね。

     

    金色の針が作り出す独特の表情や石が持つとされる力に惹かれる人が多いのもわかります。

    ランクが細かく定められていますが細かいことは考えずに直感で選ぶといいそうですよ。

     

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  • 【宝石買取】スピネルの買取相場・価値・手入れ方法

    赤い宝石と聞いて思い浮かぶのは圧倒的にルビーではないでしょうか?

    けれど宝石の中には長い年月ルビーだと思われていたスピネルという宝石があります。

     

    また青い宝石として有名なサファイアですがここでもスピネルはサファイアと間違われていた歴史があります。

    ルビーやサファイアだと思われていた宝石が実はスピネルだった、という事例が世界中で確認されています。

    正体不明ともいえる不思議な宝石スピネル。

    それではスピネルについて見ていきましょう。

    スピネルとはどんな宝石か?

    スピネル
    硬度 8,0
    赤、青、ピンクを中心にほぼ全色
    誕生石 色により異なる
    石言葉  色により異なる

    スピネルの語源はラテン語の「スピート・とげ」かギリシャ語の「スピンタリス・火花」とされています。

    和名では「尖晶石」です。

    冒頭でもお伝えしたようにスピネルは長い間ルビーやサファイアと混同されてきました。

     

    そのため「詐欺師」や「変装の達人」という宝石にしては珍しい呼び方をされていたこともあります。

    他の宝石と間違われていたためにスピネル自体が歴史に登場することはあまりありません。

     

    ただし黒魔術師が悪魔を呼ぶ時や火から身を守る時に使われていたという説や錬金術師が使っていたという説があります。

    言い伝えられている説を見るだけでもスピネルの不思議さが際立ちますね。

    間違われていたスピネル

    そもそもスピネルが採れる鉱床はルビーやサファイアの採れるコランダムの近くであったこと、現在のような鑑定技術がなかったこと、などが間違われた原因です。

     

    世界的に有名なところではイギリス王家が所蔵している352カラットの「ティモール・ルビー」と170カラットの「黒太子のルビー」は両方ともスピネルであることが判明しています。

     

    しかし間違われていたおかげで貴重なスピネルが世界各地の王家の宝石コレクションとして現存していることは喜ばしいことです。

    スピネルとルビー・サファイアの見分け方

    スピネルは等軸晶系です。

     

    どの方向から見ても色は一色に見えます。
    また偏光器を当てた場合、光は通過しません。(単屈折)

     

    一方、ルビーやサファイアは三方晶系です。

    多色性があるので二面鏡で見ると2色の色が見えます。
    偏光器でも光が屈折して見えます。(複屈折)

    スピネルの価値とは?

    宝石の世界では価格はルビー、希少性はスピネルという認識があります。

    ルビーよりも希少性の高いスピネルですが価格はルビーに比べるととてもお手頃です。

     

    希少性が高いほど価格がつく宝石業界にあってスピネルの手頃さは業者泣かせと言えるかもしれません。

     

    スピネルの中ではやはりレッドスピネルが人気です。
    ルビーと見間違うほどの鮮やかな赤色は女性をひきつけるのですね。

    またスピネルにはキャッアイ効果やスター効果、変色効果を持つものも多く、カラーバリエーション同様に様々な表情が楽しめる宝石です。

    スピネルの手入れや保管方法

    スピネルは通常のお手入れで十分輝きを維持できます。

    身に着けたら柔らかい布などで拭き、汚れがひどい場合はぬるま湯に中性洗剤を混ぜたもので洗います。

    硬度が8,0と比較的高いので硬度の低い宝石とぶつからないように個別のジュエリーボックスなどで保管します。

    スピネルの買取相場

    スピネル自体はそれほど高価な宝石ではありません。
    一緒にあしらわれている他の宝石や土台(地金)の価格により金額には幅が出ます。

     

    スピネルの中では赤色が最も高価で取り引きをされています。

    スピネル6,572カラットの評価が11,000円という買取実績もあります。
    *参考サイト
    http://www.feelsogood.jp/2011/09/6572ct-055ct-03-c56f.html

    また流通量の多いブラック・スピネルの場合、ほとんど値がつかないと考えていいでしょう。
    *参考サイト
    https://kinkaimasu.jp/result/?category_1_searchjewelry2=129&submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

    「宝石買取の世界・スピネル」のまとめ

    いかがでしたか?

    耐久性に優れ輝きはルビーと間違われるほどなのにお手頃なスピネル、とても魅力的です。

    スピネルはほぼ全てのカラーバリエーションがありますのでお気に入りの一粒を見つけてみませんか?

     

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  • 【 宝石買取】ダイオプサイドの買取価格や相場価値

    ダイオプサイドは宝石としてよりもパワーストーンやヒーリングに用いられる石としての知名度のほうが高いかもしれません。

    宝石として認知されているダイオプサイドのほとんどは深緑色のクロムダイオプサイドです。

     

    エメラルドや最近とても人気が高いツァボライト・ガーネットに負けないほどの輝きを持っています。

    それではダイオプサイドを見ていきましょう。

    ダイオプサイドとはどんな宝石か?

    ダイオプサイド
    硬度 5,5~6,0
    緑、青、紫、茶、白、黒、灰色など
    誕生石 7月4日(スター・ダイオプサイド)
    石言葉 叡智、知性、精神の安定

    ダイオプサイドはギリシャ語の「dis」二倍・二重と「opes」顔・面という意味からできた言葉です。

    和名は「透輝石」です。

     

    ダイオプサイドの語源が表すように見る角度によって色味が違う多色性を持っています。

    クリスタル療法ではトラウマを癒して涙を浄化させるとされており「涙を流す宝石」とも呼ばれています。

     

    *クリスタル療法:欧米を中心に行われている病気治療のための医療代替方法のこと。主に体質改善や精神の安定を目的としていることが多く、医師の治療と並行して受けるのが望ましい。

    パワーストーンとしては仕事運を上げるとされていることから男性へのプレゼントとしても人気があります。

     

    色合いも男性が身に着けやすい落ち着いたものが多いので男性自身で購入されることも多い石です。

    また宝石以外の用途としてはダイオプサイドを原料としたグラスセラミックがあります。

     

    グラスセラミックは建築資材や生物活性物質など幅広い分野で応用されることが期待されています。

    ダイオプサイドの価値とは?

    宝石のダイオプサイドといった場合ほとんどは深い緑色が特徴の「クロムダイオプサイド」を指します。

    「クロムダイオプサイド」はカラット数の小さなものが多く大きなものは貴重です。

     

    最近になって市場に出回るだけの産出量が見込まれるようになったのでこれから知名度も上がるとされています。

     

    この他の変種としてはイタリアで採掘される珍しい青色をした「ビオラン」や、

    緑色のダイオプサイドの中にルチルが含まれることでキャッツアイ効果を示す「ダイオプサイド・キャッツアイ」、

    4条の星の光を放つ「スターダイオプサイド」などがあります。

     

    なお「ビオラン」は宝石としてよりもビーズや象眼細工に用いられます。

    ダイオプサイドの手入れや保管方法

    ダイオプサイドは内部にクラック(ひび)が含まれていることが多いので割れやすい性質を持っています。

    このため衝撃を与えないように注意して取り扱う必要があります。

     

    手入れに関しては身に着けたら柔らかい布などで優しく拭きます。

    汚れがひどい時にはぬるま湯に中性洗剤を混ぜたもので洗います。

    ダイオプサイドの買取相場

    現在ダイオプサイドの中心はクロムダイオプサイドやダイオプサイド・キャッツアイです。

    実際に販売している宝石店を見てみるとグレードなどにより幅はありますが

    2カラットを超えるクロムダイオプサイドで40,000円前後、ダイオプサイド・キャッツアイが2カラットで50,000円前後となっています。

     

    まだ知名度の低い宝石なので今後価格は上昇すると見込まれます。

    「宝石買取の世界・ダイオプサイド」のまとめ

    いかがでしたか?

    今回初めてダイオプサイドという宝石を知ったという人も多かったのではないでしょうか?

     

    それほどダイオプサイドとはまだ知る人ぞ知る宝石です。

     

    しかし深緑色の落ち着いた輝きを見るほどにこれから人気が出そうな宝石であることは間違いありません。

    宝石店に足を運ぶ機会がありましたらぜひ本物のクロムダイオプサイドをご覧になって下さい。

     

     

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  • 【宝石買取】パールの買取価格や相場価値

    海から生まれた世界最古の宝石とも言われる「パール」。

    ヨーロッパでは娘が誕生すると誕生日ごとに一粒ずつパールを購入し、成人した時にネックレスにして贈る風習があるといいます。

     

    ブライダルジュエリーには純潔や良縁の象徴であるパールは欠かせません。

    また故人との悲しいお別れの時にも唯一身に着けることができるジュエリーがパールです。

     

    このように女性の人生の傍らには常にパールがあります。

    他の宝石に比べるとパールを持っている女性の比率はかなり高いと思われます。

     

    ところで皆さんはパールの正しいお手入れ方法などをご存知ですか?

    正しくお手入れすればパールはずっと輝き続ける宝石です。

     

    それではパールについて見ていきましょう。

    パールとはどんな宝石か?

    パール
    硬度 2,5~3,0
    白、クリーム、金、銀、黒、ピンクなど
    誕生石 6月
    石言葉  純潔、清潔、素直、長寿

    パールの語源には諸説ありますがラテン語の「perna」二枚貝という意味からというのが有力なようです。

    和名は「真珠」です。

     

    パールと人類のつきあいは非常に古く日本では邪馬台国から魏(中国)に5,000粒の真珠が贈られたという記録が残っています。

    また日本書紀や万葉集にも頻繁に真珠が登場しています。

     

    古代の王朝ではパールは富の象徴として王家や上流階級の人々に愛されていました。

    クレオパトラが砕いた真珠をワインに入れて飲んだという話は有名です。

     

    これは美容のためというよりも国家の富であるパールを飲めるほどエジプトの国力は強いということを見せつけるためだったようです。

    古代の中国ではパールを眼病、心臓病、胃腸病、発熱などに対する医薬品として使っていました。

     

    このほかにも世界各地にパールにまつわる話は数えきれないほど伝わっています。

    いかにパールが長い間人々に愛され続けているかがわかりますね。

    パールの価値とは?

    パールには皆さんもご存知のように天然ものと養殖ものがあります。

    天然パールと養殖パール

    天然のパールは二枚貝の中で何年もの月日をかけて作られますが、近年では地球温暖化で海中の環境も変化しているため天然のパールへの影響も危惧されています。

    しかも海中にあり採取が容易ではないこと、必ずしもパールが貝の中にあるとは限らないこと、など安定した供給は難しい宝石と言えます。

     

    パールの養殖は1893年(明治26年)に御木本幸吉氏によって世界で初めて成功しました。

    御木本氏は「世界中の女性を真珠で飾りたい」との思いから養殖に取り組んだと言われていますが120年以上経った現在、御木本氏の願いは叶ったといえるほど養殖真珠は世界中で愛用されています。

    *参考サイト
    https://www.mikimoto.com/jp/125anniversary.html

    天然パールと養殖パールはどちらが高いのか?

    天然パールと養殖パールは成分が全く同じ宝石です。

    自然界でパールが作られていく過程を人為的に再現したのが養殖であり、品質が劣るということは一切ありません。

     

    むしろ養殖パールが出現したことで天然パールの価格が下がったこともあるほどです。

    品質が同じなのですから天然パールと養殖パールの価格に差はないと言えます。

    パールの評価基準

    パールには他の宝石の評価基準である4C(カラー・カラット・カット・クラリティ)が全く当てはまりません。

    パール独自の評価基準としては「真珠層の品質・色・光沢・形・表面のキズの程度・マッチング(連相)」があります。

    パールの手入れや保管方法

    パールはとても柔らかい宝石です。

    それゆえキズがつきやすいので保管の際には必ず他の宝石と分けて保管することが大切です。

     

    また保管する際にプラスチック製の袋や箱は使わないようにしましょう。

    プラスチックから出る化学物質がパールの表面を変質させる恐れがあります。

    *参考サイト
    http://4cs.gia.edu/ja-jp/blog/6%e6%9c%88-%e8%aa%95%e7%94%9f%e7%9f%b3-%e7%9c%9f%e7%8f%a0/

    日頃のお手入れはとにかく身に着けたら柔らかい布で優しく拭くことです。

     

    パールは水の中で育った宝石ですが水洗いには適しません。

    水の他には酸や熱にも弱い性質です。

    どうしても汚れが気になる時は宝石の専門店などでクリーニングをしてもらいましょう。

    パールの買取相場

    パールの買取で高値がつく条件には以下のようなものがあります。

    ・サイズ 9mm以上
    ・形 真円(球)に近いもの
    ・色 アコヤパールはピンクがかった白色
    ピンクやゴールドは希少価値が高い
    ・キズ キズの場所やキズの大きさを見る
    キズが少なくて小さいものほど良質

     

    一般的な買取価格は指輪で30,000円~、ネックレスで100,000円~とされていますが品質やその他の条件次第で価格には幅があります。

    *参考サイト
    http://www.gem-prch.com/pearl_souba/

    また真珠一粒の場合は同じ大きさでもグレードによってかなり価格に幅が出ます。

    ちなみに7,0-7,5mmのアコヤパールの場合、グレードが一番高いもので一粒19,000円、一番低いもので3,250円です。

    *参考サイト
    http://www.wsp.ne.jp/fs/pearls/c/28

    「宝石買取の世界・パール」のまとめ

    いかがでしたか?

    今回お伝えした中で特に気をつけたいのがパールの手入れや保何方法についてです。
    パールは思っている以上にデリケートな宝石です。

     

    正しくお手入れをして一生つきあっていきましょう。

     

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  • アメジストの買取価格はいくらか!相場や価値を分かりやすく解説!

    アメジストの買取価格はいくらか!相場や価値を分かりやすく解説!

    日本を始めアジアでは紫色は高貴な色として昔からあがめられてきました。

    紫色をした宝石の中でも今回ご紹介するアメジストはまさに高貴な宝石として愛されてきました。

     

    また上品な紫色が和服にとても似合うことから日本では昔から人気の高い宝石です。

    ところでアメジストには「アメシスト」という呼び名もあります。

     

    宝石業界などの公式な呼び名はアメシストですが、一般的な呼称としてはアメジストと呼ぶ方がおなじみです。

    そこで今回の記事中でもアメジストと表記しています。

    それではアメジストを見ていきましょう。

    アメジストとはどんな宝石か?

    アメジスト
    硬度 7
    紫色
    誕生石 2月
    石言葉  誠実、高貴、知性、調和

     

    アメジストの和名は「紫水晶」、語源はギリシャ語の「amethystos」お酒に酔わないという意味です。

    アメジストを持っていると悪酔いをしないと信じられていたため古代ギリシャ人はアメジストから作った酒杯を用いて飲酒をしていたそうです。

     

    アメジストから作られた酒杯なんてとても豪華ですし、どのような味がしたのでしょうね。

    「お酒に酔わない」ということが「人生の災いから身を守る」という風にも解釈されるようになり、アメジストは守護石としても大変人気が出るようになりました。

     

    またキリスト教の司祭(ビショップ)たちが正装する時には必ずアメジストの指輪を身に着けたことなどから、

    今でもアメジストの最高グレードのものは「ビショップグレード」と呼ばれています。

    アメジストの価値とは?

    「この世の中で一番美しい紫色」とも評されるアメジスト。

    紫色と言っても色の濃淡も幅広くあるほか、グラデーションを持つものもあるのでバリエーションはとても豊富です。

     

    さらにアメジストは多色性(見る方向によって違った色合いが出る)があることからも人気があります。

    紫色のアメジストですが加熱すると黄色・褐色・緑色・無色などに色が変わります。

    アメジストの産地はどこ?買取価格を左右する3つの原産地

    このうち黄色に変色したものは「シトリン」、アメジストとシトリンが1つの結晶の中にあるものは「アメトリン」と呼ばれ、こちらも人気のジュエリーです。

    アメジストの中でも最高品質とされるのは深い紫色のアメジストか、深い紫色に赤みを帯びているアメジストです。

    パワーストーンとしての価値

    アメジストは古代中国では皇帝だけが身に着けることを許された高貴な石としても有名です。

    日本では聖徳太子が制定した冠位十二階の最高位の色が紫色でした。

     

    これらの影響もあり紫色のアメジストは気高さの象徴としてとらえられています。

    また身を護る力や愛を貫く力、精神を安定させる力などが宿るパワーストーンとしても人気が高く原石のまま家の中に飾られることも多いのです。

    アメジストの手入れや保管

    アメジストはとても傷がつきやすい宝石です。

    ダイヤモンドなどのモース硬度の高い宝石と一緒に保管するとこすれて傷がついてしまいますので個別のジュエリーボックスなどにしまいます。

     

    また直射日光に長時間当たると紫外線の影響で色が退色してしまいます。
    保管場所は直射日光の当たらないところを選びましょう。

     

    普段のお手入れは身に着けた後に柔らかい布などで汚れを落としますが、汚れがひどい時にはぬるま湯に中性洗剤を混ぜたもので優しく洗います。

     

    急激な温度変化に弱いので洗った後はよく拭いて自然乾燥させて下さい。

    高周波洗浄機などの使用は避けましょう。

    アメジストの買取相場

    アメジストはダイヤモンドやサファイアなどに比べると価格が安い宝石です。

    オークションなどではアメジストのルース(裸石)の平均価格は5,000円に届くかどうかというところです。
    *参考サイト
    http://aucfan.com/search1/q-~a5a2a5e1a5b8a5b9a5c8a1a1a5eba1bca5b9/s-mix/

    アメジストで高値がつくのは10カラットを超えるものや「ビショップグレード」など品質・色味がいいものです。

     

    アメジスト自体に高値がつかなくてもあしらわれている他の宝石や地金の価値が加わることで高値がつくこともありますが、あまり期待し過ぎないほうがいいでしょう。

     

    それでも「査定だけでもしてみたい!」という人には、宝石やアクセサリーの買取に強い「バイセル(旧スピード買取.com)」をオススメします。

    置物などでアメジストを所有している場合は大きさや重量などの他にしっかりとした鑑定書が査定の際には必要です。

    「宝石買取の世界・アメジスト」まとめ

    いかがでしたか?

    アメジストの落ち着いた美しさは若い頃よりも年齢を重ねた方がより似合うかもしれませんね。

    世界で一番美しい紫色のアメジストが似合う女性になりたいものです。

     

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  • ダイヤモンドのカットにはどのような種類があるのか?

    まだこれから成長する人に対して「彼・彼女はダイヤモンドの原石だ」というような表現をしますよね。

    これは光り輝くダイヤモンドになれるように精進をしなさい、という励ましの言葉であるわけですがダイヤモンドも同じです。

     

    ダイヤモンドは皆さんもご存知のように最初からまぶしいほど輝いているわけではありません。
    原石は磨かなければ永遠に石のままです。

     

    磨く作業=カット、があってこそダイヤモンドは宝石として光り輝くのです。

    今回はダイヤモンドをダイヤモンド足らしめるカットについてお伝えします。

     

    >>ダイヤモンドのカットにはどのような種類があるのか?

    ダイヤモンドはカットが命

    タダの石である原石を宝石として価値のあるものにできるかどうかはひとえにこのカットにかかっています。

    原石をカットすることで光の反射を生み出し誰もが想像する光り輝くダイヤモンドが出来上がります。

     

    原石の形は様々です。
    カットは原石の大きさを損なわずにいかに効率よく活かすかが勝負です。

    逆に言えばどんなに原石が立派でもカットに失敗すればダイヤモンドとしての価値はなくなるということです。

    ダイヤモンドのカットの種類

    ダイヤモンドのカットの種類にはよく「ブリリアントカット」という言葉が使われています。

    これはダイヤモンドの研磨方式の総称で最も効果的に光り輝くようにカットする方法を表している言葉です。

    カットの種類は数多くあり総数ははっきりとしませんが、今回は代表的なカット7種類をご紹介します。

    ラウンド・ブリリアントカット

    58面体。正円形。58面体のどの面も正八角形をしています。最も光の反射が効率良く起こり「究極の輝き」を有します。ダイヤモンドと言えばこの形を想像する人が多いのではないでしょうか。

    婚約指輪のほとんどはこのラウンド・ブリリアントカットで発行されている鑑定書の90%以上がこの形です。

    オーバル・ブリリアントカット

    57面体。楕円形・小判形。ダイヤモンド以外の宝石にも多く使われるカットの形です。

    ペアシェイプ・ブリリアントカット

    57面体。洋ナシ型・涙のしずく型。大粒のダイヤモンドによく用いられるカットです。指輪よりもペンダントトップなどとして人気があります。

    マーキーズ・ブリリアントカット

    57面体。縦長形。ラグビーボールのような形をしており指輪に使うと指を細く見せてくれる効果があります。

    ハートシェイプ・ブリリアントカット

    65面体。ハート型。ロマンティックで可愛らしい形です。18世紀ころから愛の象徴として婚約指輪に用いられており時代が変わっても高い人気を誇る形です。

    エメラルドカット

    50面体。その名の通りエメラルドに多く用いられるカットです。トップの面が大きいので輝きよりも宝石の色自体を際立たせます。

    落ち着いたデザインなので年齢を重ねても似合うカットです。

    クォードリリオンカット(プリンセスカット)

    49面体。真上から見ると正方形。クォードリリオンカットよりもプリンセスカットという呼称のほうが一般的です。

    イギリスのチャールズ皇太子が故ダイアナ妃に結婚をする時に贈ったのがプリンセスカットと呼ばれるようになった由来であり、キャサリン妃の婚約指輪もこのカットでした。

    一般的にダイヤモンドは硬度が強いことで有名ですがこのカットを施すとエッジ部分が薄くカットされるため欠けやすく扱いに注意が必要です。

    「ダイヤモンドのカットにはどのような種類があるのか?」まとめ

    ダイヤモンドにとってどれだけカットが大切かおわかりいただけましたか?

    どのようなカットを選ぶかはシチュエーションやお好み次第ですが
    ダイヤモンドにはカット以外にも選ぶ基準があります。
    そのことはまた別の機会にお伝えしますね。

     

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  • 宝石の手入れ・メンテナンス方法

    ファッションもメイクもごく控えめなのに輝くジュエリーを身に着けているだけでその人自身も輝いて見えること、ありますよね。

    逆にファッションもメイクもバッチリなのにジュエリーがくすんでいると全体的に残念な印象になってしまうこともあります。

    このようにジュエリーの輝きは着けている人の印象も左右しかねないほど重要です。

    もちろん宝石を買取に出す際にも、お手入れが十分されていて美しく輝いている宝石とお手入れが悪くて輝き不足な宝石とでは天と地ほども違う金額になってしまいます。

    ところで皆さんは宝石のお手入れを普段からきちんとしていますか?
    せっかくの宝石の輝き、お手入れをサボって台無しにしていませんか?

    お気に入りの宝石を長く愛用したい人も、愛用していた宝石を買取に出したい人も、お手入れ方法をきちんと守って宝石をキレイな状態にしておきましょう。

    今回は宝石のお手入れ方法についてお伝えします。

    宝石のお手入れ5か条

    皆さんは外出先から家に帰ったら手洗いや入浴をしますよね。
    着ていたお洋服も洗濯をしたりクリーニングに出したりしますよね。

    では身に着けていた宝石はいかがですか?

    身に着けるたびにきちんとお手入れをしていますか?
    もしくは定期的にクリーニングをしていますか?

    宝石には汗や皮脂、化粧品などの汚れが案外つくものです。
    正しいお手入れをサボっていると宝石本来の輝きが徐々に失われてしまいますよ。

    いつまでも美しく輝く宝石であるためには以下のお手入れを忘れずに行いましょう。

    その1 身に着けたら拭く

    宝石を外したらジュエリーボックスにしまう前に柔らかいキレイな布で拭きましょう。

    専用のクロスなども市販されていますが、大切なのは身に着けたら必ず拭くという習慣をつけることです。

    その2 汚れたら洗う

    拭いても汚れが落ちない、くすんでいる、などの場合は洗います。

    35℃くらいのぬるま湯に中性洗剤を数滴たらして毛質の柔らかいブラシなどでこすります。

    この時表面だけではなく裏面も忘れずに洗いましょう。

    洗剤が残らないようにすすぎは念入りに行い、最後は柔らかい布で水分を拭き取ります。

    ダイヤモンド・ルビー・サファイアなどの硬度が強い宝石や、金・プラチナなどの地金だけのジュエリーは洗うのに適しています。

    逆にエメラルド・マラカイトなどの宝石や真珠・珊瑚・琥珀などの有機物の宝石は絶対に洗ってはいけません。

    またアマゾナイト・オパールなどの宝石は水に弱い性質なので洗わないほうがいいでしょう。

    宝石ごとに性質が違うので洗う前に必ず洗っても大丈夫な宝石か、よく調べてから洗うようにしましょう。

    判断がつかない場合は専門業者に問い合わせるかクリーニングをお願いして下さい。

    その3 宝石は最後に着ける

    宝石によっては化粧品やヘアスプレーの類がつくと変質してしまうものがあります。

    宝石を着けるのは身支度の仕上げ・最後にしましょう。

    その4 家事・食事・入浴前に外す

    いつも身に着けていたい宝石ですが掃除の時の塩素系洗剤や、食事の時の酸性のもの(酢や果汁)、温泉などのお湯の成分、などで変質してしまうことがあります。

    大切な宝石、その性質をよく知った上で時には外すことも必要です。

    その5 正しい宝石の保管をする

    宝石の保管はできればひとつずつジュエリーボックスに入れましょう。
    もしくは仕切りのきちんとしたジュエリーボックスを利用します。

    硬度の違う宝石同士を一緒に保管してしまうと傷がつきます。

    また中には直射日光や高温多湿に弱い宝石もありますし、防虫剤の影響で宝石にダメージが出ることもありますので、ジュエリーボックスは通気性の良い直射日光の当たらない場所に置きましょう。

    お手入れが宝石の買取価格に影響するのか?

    いろいろと調べてみたのですが、買取価格に影響するとしている買取店もありますし、あまりこだわっていない買取店もありました。

    ただ鑑定する側の人が見た時に「大切に扱われていた宝石」のほうが第一印象がよい傾向にはあるようです。

    プロが見ると経年劣化している宝石でも大切にされていたかどうかは一目でわかるそうで、もちろん第一印象が良い宝石のほうが値付けもよくなるということです。

    「宝石のお手入れ方法」まとめ

    宝石のお手入れ方法を見てきました。

    使うにしろ買取に出すにしろ、宝石の日々のお手入れはとても大切です。

    宝石を大切に思う気持ち・お手入れが宝石の輝きに繋がっています。

     

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