まだこれから成長する人に対して「彼・彼女はダイヤモンドの原石だ」というような表現をしますよね。

これは光り輝くダイヤモンドになれるように精進をしなさい、という励ましの言葉であるわけですがダイヤモンドも同じです。

 

ダイヤモンドは皆さんもご存知のように最初からまぶしいほど輝いているわけではありません。
原石は磨かなければ永遠に石のままです。

 

磨く作業=カット、があってこそダイヤモンドは宝石として光り輝くのです。

今回はダイヤモンドをダイヤモンド足らしめるカットについてお伝えします。

 

>>ダイヤモンドのカットにはどのような種類があるのか?

ダイヤモンドはカットが命

タダの石である原石を宝石として価値のあるものにできるかどうかはひとえにこのカットにかかっています。

原石をカットすることで光の反射を生み出し誰もが想像する光り輝くダイヤモンドが出来上がります。

 

原石の形は様々です。
カットは原石の大きさを損なわずにいかに効率よく活かすかが勝負です。

逆に言えばどんなに原石が立派でもカットに失敗すればダイヤモンドとしての価値はなくなるということです。

ダイヤモンドのカットの種類

ダイヤモンドのカットの種類にはよく「ブリリアントカット」という言葉が使われています。

これはダイヤモンドの研磨方式の総称で最も効果的に光り輝くようにカットする方法を表している言葉です。

カットの種類は数多くあり総数ははっきりとしませんが、今回は代表的なカット7種類をご紹介します。

ラウンド・ブリリアントカット

58面体。正円形。58面体のどの面も正八角形をしています。最も光の反射が効率良く起こり「究極の輝き」を有します。ダイヤモンドと言えばこの形を想像する人が多いのではないでしょうか。

婚約指輪のほとんどはこのラウンド・ブリリアントカットで発行されている鑑定書の90%以上がこの形です。

オーバル・ブリリアントカット

57面体。楕円形・小判形。ダイヤモンド以外の宝石にも多く使われるカットの形です。

ペアシェイプ・ブリリアントカット

57面体。洋ナシ型・涙のしずく型。大粒のダイヤモンドによく用いられるカットです。指輪よりもペンダントトップなどとして人気があります。

マーキーズ・ブリリアントカット

57面体。縦長形。ラグビーボールのような形をしており指輪に使うと指を細く見せてくれる効果があります。

ハートシェイプ・ブリリアントカット

65面体。ハート型。ロマンティックで可愛らしい形です。18世紀ころから愛の象徴として婚約指輪に用いられており時代が変わっても高い人気を誇る形です。

エメラルドカット

50面体。その名の通りエメラルドに多く用いられるカットです。トップの面が大きいので輝きよりも宝石の色自体を際立たせます。

落ち着いたデザインなので年齢を重ねても似合うカットです。

クォードリリオンカット(プリンセスカット)

49面体。真上から見ると正方形。クォードリリオンカットよりもプリンセスカットという呼称のほうが一般的です。

イギリスのチャールズ皇太子が故ダイアナ妃に結婚をする時に贈ったのがプリンセスカットと呼ばれるようになった由来であり、キャサリン妃の婚約指輪もこのカットでした。

一般的にダイヤモンドは硬度が強いことで有名ですがこのカットを施すとエッジ部分が薄くカットされるため欠けやすく扱いに注意が必要です。

「ダイヤモンドのカットにはどのような種類があるのか?」まとめ

ダイヤモンドにとってどれだけカットが大切かおわかりいただけましたか?

どのようなカットを選ぶかはシチュエーションやお好み次第ですが
ダイヤモンドにはカット以外にも選ぶ基準があります。
そのことはまた別の機会にお伝えしますね。

 

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