今回ご紹介するのは「キラキラ」という言葉がぴったりの宝石、スキャポライトです。

スキャポライト?初めて聞いたわ、という人がほとんどかもしれませんね。

 

というのもこのスキャポライトはとても希少性の高い石で宝石コレクターの間でだけ流通しているとも言われる石だからです。

それではスキャポライトを見ていきましょう。

スキャポライトとはどんな宝石か?

スキャポライト
硬度 5,5~6,0
黄色、茶色、紫色、ピンク色、無色など
誕生石 6月30日(スキャポライトキャッツアイ)
石言葉  気品、気高さ

スキャポライトの名前の由来はギリシャ語の「柱」と「石」から来ています。

和名でも「柱石(ちゅうせき)」と言い、柱状に結晶している鉱物です。

 

主な産出国はフランス、スリランカ、ミャンマーなどですがとても希少な宝石でめったに市場には出回らないと言われています。

 

カラーバリエーションは黄色を中心に茶色や紫色、無色などかなり幅があります。

また一般的なスキャポライは白や灰色がかった不透明なものが多いのですが、中には透明度の高いスキャポライトもあります。

 

透明度が高くてガラスのようにキラキラと輝くスキャポライトのことを「メイオナイト」と呼びます。

希少なスキャポライトの中でも特に希少性と人気の高い石です。

 

スキャポライトは硬度があまり高くなくもろい性質なので宝飾品への加工はかなり難しい石です。

希少性と相まってジュエリーとして完成されたスキャポライトは宝石コレクターたちの間でのみ流通しているとされるほどです。

スキャポライトの価値とは?

かつては上質なスキャポライトを研磨すると水晶やトパーズに似ていて判別が難しく、そのためにあまり宝石界では人気が出なかったとも言われています。

しかし近年になって鑑定技術も向上してくると改めてスキャポライトの価値は見直されるようになってきました。

 

スキャポライト自体がレアな石なのですが、さらに珍しいのが先ほどお伝えしたガラスのように輝くメイオナイトや、キャッツアイ効果を持つ石。

さらには石の中にルチル上のインクルージョンが入っている石です。

 

特にルチル上のインクルージョンが入っているスキャポライトは、光源によって虹色に光り輝くとても美しい石です。

 

虹色に光り輝くルチルの美しさからこのようなスキャポライトは「エンジェルヘア・スキャポライト」とも呼ばれています。

自然光、部屋の灯り、ペンライトなど様々な光の下で色を変えるルチルをじっくりと見比べてみたいものですね。

 

スキャポライトは石の性質がもろいので宝飾品としてはほぼ市場にはない状態です。

現在、インターネット上などで入手できるスキャポライトはパワーストーンとしてのものがほとんどです。

パワーストーンとしてのスキャポライト

パワーストーンとしてのスキャポライトには過去を捨て去り未来を切り開く効果があるとされています。

 

人生の選択に迷った時や決断しなくてはいけない場面では正しい方向へとスキャポライトの力が導いてくれるそうですよ。

また持ち主の眠った才能を開花させる力も秘めているとされるので、人生に迷ったり日々の生活に閉塞感を覚えるようなときには助けになるかもしれませんね。

スキャポライトの手入れや保管方法

スキャポライトの中でも特に気をつけたいのが黄色のスキャポライトの保管方法です。

 

というのも他の色のものに比べて黄色のスキャポライトは長時間、太陽光などの光源に当たると退色する可能性があるからです。

直射日光が当たらないような場所を選んで保管しましょう。

 

またスキャポライト全般に言えることですが、硬度がそれほど高くないので柔らかい布などに包んで傷つかないように保管するといいでしょう。

汚れに関しては他の宝石と同じように身につけたらすぐに柔らかい布などで拭き取ります。

スキャポライトの買取相場

これまでお伝えしてきたようにスキャポライトの中でもメイオナイトやキャッツアイ効果を持つ

スキャポライ、エンジェルヘア・スキャポライト

は一般的なものに比べて高値が期待できます。光源効果がはっきりとしているものや色味が濃くて透明度が高いものなどは人気があります。

「宝石買取の世界・スキャポライト」のまとめ

いかがでしたか?

なかなか目にする機会が少ないスキャポライトですが、店頭などで見かけたらじっくりと輝く姿を眺めてみて下さいね。

 

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