今回ご紹介するのは透き通るような美しいオリーブグリーンを持つ宝石「ペリドット」です。

石の内部から放たれる光の美しさは昔から多くの人々を魅了してきました。

 

それではペリドットを見ていきましょう。

ペリドットとはどんな宝石か?

ペリドット
硬度 6,5~7
黄緑色、緑色、褐色、黒色
誕生石 8月
石言葉  幸福、平和、安心、夫婦の幸福

ペリドットとは多彩な緑色のバリエーションを持つ宝石名のことです。

和名は「橄欖石(かんらんせき)」、鉱物的には「オリビン」と呼ばれています。

 

ペリドットは地球の上部を構成しているマントルの主要な成分としても有名です。

宝石名「ペリドット」の語源は定かではありません。

 

その代わりにペリドットは2つの別名を持っています。

ペリドットの別名①イブニングエメラルド

ひとつめの別名は「イブニングエメラルド」と言います。

ペリドットは宝石の中でも高い屈折率を誇っていますが、その光がより美しく映えるのが夜の時間帯です。

 

わずかな灯りに反射してキラキラと輝くペリドットの様子から

イブニングエメラルドと呼ばれるようになりました。

ペリドットの別名②ハワイアンダイヤモンド

ふたつめの別名は「ハワイアンダイヤモンド」と言います。

ハワイのマウイ島でダイヤモンドが発見されたということで現地の人々は大変喜びました。

 

実はこの時にダイヤモンドと思われていたのがペリドットだったのですが

ダイヤモンドに匹敵するくらいに輝く宝石ということを証明するような逸話ですよね。

 

以来ペリドットのことをハワイアンダイヤモンドと呼ぶようになりました。

ペリドットの歴史

紀元前1500年にはエジプトでペリドットが採掘されていた記録があるほど長い歴史を持つペリドットです。

その後ペリドットは11世紀から15世紀にかけて行われた十字軍の遠征でヨーロッパ各地に広がったとされています。

 

中でも十字軍が訪れた紅海に浮かぶセントジョーンズ島は

ペリドットの一大産地で3500年余りもの長い間ペリドットが採れていました。

 

現在ではすでにセントジョーンズ島で、ペリドットは採れなくなってしまいましたが

中世のヨーロッパ各地の教会では、ペリドットが内部の装飾などに使われています。

 

中でもドイツのケルン大聖堂にある

200ct以上のペリドットが埋め込まれた「東方博士の黄金の棺」は有名です。

また多くの国々で王冠などの装飾に使われたということです。

ペリドットの価値とは?

ペリドットの価値は透明度と色味によって決まり、

オリーブグリーンの色味が強いほど価値が高いとされています。

 

特にそれらの条件を備えた大粒のペリドットは

希少価値の高い宝石で大変高額な価格がつくことでも知られています。

 

ところでペリドットはパートナー同士がお揃いで持っていると

いつまでも円満な関係を続けられるとされています。

 

また暗い世界に光を放つ性質から倦怠期のカップルが

ペリドットを持つことで愛情の再確認ができるともされているそうですよ。

ペリドットの手入れや保管方法

ペリドットは日光や水にも強いので通常の手入れはしやすい宝石と言えます。

 

ただし内部にクラックがある場合が多いため

衝撃に弱く割れやすい性質ですのでぶつけたりしないように注意しましょう。

ペリドットの買取相場

宝石としても価値の高いペリドット

パワーストーンとして出回る数が少ないため希少性が高く他の石に比べると高価な印象です。

8mm玉一粒で3,000円前後します。

「宝石買取の世界・ペリドット」のまとめ

いかがでしたか?

闇夜の中でキラキラと光を放つペリドット、美しいでしょうね。

ぜひ愛する人とおそろいで身につけることをおすすめします。

 

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