見ているだけでも力がみなぎってくるような鮮やかな赤色のカーネリアン。
赤い色の宝石やパワーストーンは数多くありますが、力を呼び起こしてくれるような
情熱的な赤色がカーネリアンの魅力といえるでしょう。
歴史上ではあのフランス皇帝ナポレオン1世が
カーネリアンで作られた印章を愛用していたことでも有名です。
情熱的な生涯を送ったナポレオンが選んだ
情熱的な赤い石・カーネリアンとはどのような宝石なのでしょうか?
それでは見ていきましょう。
カーネリアンとはどんな宝石か?
カーネリアン | |
硬度 | 6,5~7 |
色 | 赤色、褐色、オレンジ色 |
誕生石 | 7月 |
石言葉 | 勇気、力強さ、喜び |
カーネリアンの由来はラテン語の「肉」です。
確かに美味しそうな肉色とも言えますね。
和名では「紅玉髄(べにぎょくずい)」と呼ばれています。
カーネリアンの特徴である赤い色は内部に含まれている鉄分によるものですが
産出時には赤い色味はそれほど強くありません。
一般的には加熱処理を施すことで赤い色の発色が鮮やかになります。
カーネリアンの仲間
カーネリアン(紅玉髄)はカルセドニー(玉髄)の一種です。
カルセドニーにはカーネリアンの他に次のようなものがあります。
1、網目模様があるもの=アゲート(瑪瑙・めのう)
2、黄色味がかった緑色のもの=クリソプレーズ
3、淡青色のもの=ブルーカルセドニー
4、強い褐色のもの=サード
また特にアゲートの中でも赤い色のものは
サードオニキス(赤縞瑪瑙)として人気があります。
同様の鉱物でも色や縞模様の有無によってそれぞれ名前が違うのですね。
カーネリアンの歴史
カーネリアンは古くから身を護る護符として大切にされてきました。
古の戦士は戦場に行く時にカーネリアンを身に着けていたそうです。
また古代エジプトでは「幸運を呼ぶ石」とされていました。
そしてカーネリアンを語る上で必ず出てくるのがフランス皇帝ナポレオン1世の名前です。
ナポレオン1世は宝石好きとしても有名で数々の宝石をコレクションしていましたが
中でもカーネリアンで作った八角形の印章を大事にしていたそうです。
当時のカーネリアンは「指導者が持つべき石」として好まれていたそうで
ナポレオン1世もカーネリアンで作った印章を生涯大切にしていたとされています。
彼の死後は後継者にそのカーネリアン製の印章が受け継がれたとされていますので
どれほど大事にしていたかがわかりますね。
カーネリアンの価値とは?
カーネリアンは持ち主に勇気や力強さを与えて勝利へと導いてくれる石と言われています。
さらには迷いを吹っ切り未来へと歩ませる石ともされています。
このためカーネリアンを持つのに向いているのは、
これからなにか新しいことを始めようとしている人や自分の力不足に悩んでいる人です。
新しいチャレンジを後押ししてくれるカーネリアンを進学や就職
資格試験などのお守りとして選ぶ人も多いようです。
また勝利へと導いてくれる石ということで
アスリートや勝負事が好きな人へのプレゼントとしても人気があります。
カーネリアンの手入れや保管方法
カーネリアンは紫外線に弱い性質です。
強い紫外線が原因で退色することもあります。
保管する場所は直射日光が当たらない所を選ぶようにしましょう。
カーネリアンの相場
カーネリアンの市場での販売価格は8mm玉で140円ほどです。
「宝石買取の世界・カーネリアン」のまとめ
いかがでしたか?
情熱的な赤い色が魅力のカーネリアンについて見てきました。
カーネリアンが持つとされる勇気や力強さ、勝利へ導く力は
人生の中でここは決めたい!という時のお守りとしても
大切な人への贈り物としても最適ではないでしょうか?