宝石の相場や買取店のリサーチが済んだら、いよいよ査定に出す番ですね。
査定はプロにお任せ、と考えている皆さん。
確かにそうなのですが少しの準備で査定額が高くなることもありますよ。
今回は宝石の査定と査定前の準備についてお伝えします。
宝石・買取価格の決まりかた
宝石買取の査定は主に次の2点を見ます。
① 宝石そのものの価値
② 宝石がついている土台(地金)の価値
宝石については鑑定士の感性により買取価格に大きな差が出ます。
同じ宝石でも査定額が十万円単位で違うことも珍しくありません。
買取店によって得意分野の違いもありますので、査定は複数の買取店を利用して比較検討しましょう。
土台(地金)は品質と重量により買取価格が決まります。
このため店頭買取の場合は目の前で査定・計量してくれるお店が信用のできるお店と言えます。
ブランドジュエリーの査定
ブランドジュエリーでは宝石自体の価値よりも、中古市場での人気度によって査定額が変動します。
このため買取に出すタイミングを良く見定める必要があります。
また傷の有無や使用状況、保証書やケースの有無なども評価の対象になるので、できるだけ揃えておきましょう。
宝石を査定に出す前にはクリーニングを
ジュエリーは意外と汚れていると知っていますか?
素肌に身につけることの多いジュエリーには汗や皮脂、化粧品などの汚れがついています。
本当は毎日ジュエリーを外したらすぐに「拭き取る」ことを習慣にしておくといいのですが、つい忘れてしまいがちなのですよね。査定に出す前にはぜひジュエリーの汚れを落としてから出しましょう。
キレイに扱われているジュエリーと汚れているジュエリーとでは査定をする人に与える印象、さらには買取価格にも影響すると言われていますよ。
宝石のクリーニング方法
基本的なクリーニング方法としては下記の方法があります。
① 洗面器にぬるま湯を入れ、やわらかい毛の歯ブラシか豚毛のブラシで優しく洗う
② ①で汚れが落ちない場合は、中性洗剤を2~3滴加えて洗う
③ 洗剤が残らないようによくすすぎ、乾いたやわらかい布で水分を完全に拭き取る
ただし宝石の種類によっては水に弱いものや摩擦に弱いものなどがあり、宝石自体が劣化・破損してしまうこともあります。
お手入れをする時には宝石の種類とクリーニング方法をよく調べた上で行って下さい。
宝石や貴金属専用の洗剤やクロスも市販されていますが、クリーニングによるトラブルが心配な人は専門業者に依頼するという方法もあります。
*宝石ごとのクリーニング方法についてはこちらのサイトを参考にされるといいですよ。
ReFoundation(リファウンデーション)「ジュエリーの正しい磨き方とお手入れ方法」
https://kinkaimasu.jp/trivia/cleaning/
宝石の鑑定書や鑑別書の準備
宝石を買った時についてくる鑑定書や鑑別書は買取に出す際に必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
鑑定書や鑑別書がなくても買取をしてくれるお店がほとんどですし、査定額に影響はないとされていますがないよりはあるほうがいいでしょう。
特にダイヤモンドについてくる鑑定書はより正確な査定を出すためにも必要とされています。
鑑定書
鑑定書とはダイヤモンドだけについてくる品質の証明書です。
鑑定書にはダイヤモンドの色・カット・透明度・重さが記されていて、
これをもとにグレードが決まります。
鑑定書は再発行もできますので(ただしルース(裸石)の状態で鑑定)
鑑定書が必要な人は以下の機関にお問い合わせ下さい。
*中央宝石研究所 http://www.cgl.co.jp/
鑑別書
鑑別書とはダイヤモンド以外の宝石についてくるその石の生成(天然石か人工石かなど)と種類を調べた書類です。
鑑定書と違い品質を保証するものではありません。
鑑別書も鑑定書同様に再発行が可能です。
ダイヤモンドは鑑定書(品質)と鑑別書(種類)の両方が発行されますが、その他の宝石は鑑別書のみの発行となります。
「宝石の査定とは?」まとめ
宝石の査定についてお伝えしました。
査定を少しでも高くするためには、宝石のクリーニングと鑑定書や鑑別書の準備を忘れずにしておきましょう。
あとは信頼のおける優良な宝石買取店に査定に出すだけですね。