中古指輪…いわゆる『リユースリング』や『リユースジュエリー』の人気は年々高まっています。
その背景には、世界的なエコに対する共感やリユースジュエリーの浸透などがあります。
しかしながら、婚約指輪となると話は別。
一生に一度の婚約指輪が中古品ということへの抵抗感は、かなり高いといっていいでしょう。
そこで今回は中古の婚約指輪に関する購入方法や中古だとバレない工夫についてご紹介します。
婚約指輪を中古で購入するのはあり?
婚約指輪が中古指輪でもいいか?という問いに対する明確な答えはありません。
というのもこの問いに対する答えは贈られる側の考え方次第だからです。
贈られる側の女性にとっては、一生に一度の記念品的な意味合いを持つ婚約指輪。
ですから、中古よりも新品を望む女性のほうが一般的です。
もちろん、なかには中古の指輪でも構わないという女性もいます。
海外では代々その家のお嫁さんが継承してきた婚約指輪を贈られるというケースも多く、日本でもこの場合は中古指輪でもすんなりと話が進むことが多いようです。
ただ中古の婚約指輪の場合、どうしても前の持ち主が手放した経緯が気になったり、縁起が悪いと敬遠したりしてしまうもの。
購入する前には、しっかりと相手の意見を確認しておくことが重要です。
こっそり中古にしてしまうのはとってもリスキーです。
婚約指輪が中古だとバレたらやばい
実際にネット上には
結婚して10年以上経ってから贈られた婚約指輪が中古品だとわかりショックだった
プロポーズの時に中古の婚約指輪を渡されたがいまだにそのことを伝えてくれない彼に不信感
などの書き込みが多数あります。
男性の皆さんがどんなに大丈夫だと思っていても、普段からジュエリーに親しむ機会の多い女性の目はそうそうごまかせません。
当分はごまかせたとしても後でバレた時のほうが、相手のショックや怒りは当然ながら大きくなっています。
まずは最初からきちんと「中古の婚約指輪を購入する予定である」と伝えることがなによりも大切です。
そもそも婚約指輪が新品か中古かにこだわらない女性もいますし、経済状態などの事情を考慮して、中古の婚約指輪でも喜んでもらってくれる女性も大勢います。
とにかく中古の婚約指輪であることを隠そうとしたり、変に取り繕ったりするほど、女性の気持ちは頑なになりますので心しておいて下さい。
婚約指輪が中古でも見劣りしない工夫
まずお伝えしておきたいのは、指輪に限ったことではなく中古ジュエリーだからといって、ジュエリーそのものの品質が劣っているわけではないということです。
ジュエリーとしての価値は新品でも中古でも実は変わりません。
そこでここからは中古の婚約指輪を相手に贈る際に、もっと喜んでもらえるような工夫をご紹介します。
なお中古の婚約指輪を贈られることをお相手も承認済みであることが前提です。
工夫1 ふたりで中古の婚約指輪のお祓いに行こう
中古ジュエリー(特に指輪)には前の持ち主の念が・・・というのは都市伝説です。
とはいえこれから始まる結婚生活でつける機会の多い婚約指輪の場合はお祓いをしておいたほうがお互い気持ちよく過ごせるというものです。
神社でのお祓いの場合は厄落としや厄払いという形で申し込みをします。
費用は神社によって異なりますが5,000円から10,000円前後が平均。
また直接的なお祓いが難しい場合は厄除けのお守りを購入してもいいようです。
神社でのお祓い以外には自分で浄化をする方法もあります。
パワーストーンなどと同じく月の光や水を利用した浄化です。
ただし宝石や貴金属の種類・性質によっては、間違った浄化をしたために変色や変質をしてしまう可能性も。
十分に調べた上で行うようにして下さい。
工夫2 箱などのラッピングはきちんとしよう
中古の婚約指輪を購入する際には箱などの付属品をチェックしましょう。
というのも婚約指輪ではないけれど指輪をプレゼントされた際に
「指輪だけを見て中古とは気がつかなかったけれど、箱の角が擦れていて中古だと気がついた」という女性の指摘が結構あるのです。
ましてや婚約指輪ですからその辺りはきちんと体裁を整えて贈るのが礼儀です。
箱などの専用ジュエリーケースについては既存のものがある場合はそのまま販売されているケースがほとんどです。
ただしあまりに汚れていたり傷んでいたりする場合には、ケース専門店や通販などを利用して箱だけを購入することも可能です。
後はキレイなラッピングを専門店に依頼したり渡す時のシチュエーションを考えたりするなどして、素敵な思い出となるようにしましょう。
工夫3 鑑定書の有無を確認、再発行する
婚約指輪の王道はなんといってもダイヤモンドリングです。
そしてダイヤモンドのグレードを確認できるのが鑑定書になります。
中古の婚約指輪の場合、鑑定書がついていないというケースもありますので、ついていなかった場合は再発行してもらいましょう。
ダイヤモンドの鑑定には厳密な国際基準が設けられており正規の鑑定所で鑑定をしてもらうこととなります。
国内の主な鑑定先
・ GIA https://www.gia.edu/JP/home
・ 中央宝石研究所 http://www.cgl.co.jp/
・ AGTジェムラボラトリー http://www.agt.jp/
気になる鑑定費用はおよそ5,000円~10,000円ほどです。(サイズにより異なる)
ダイヤモンドの鑑定はダイヤモンドの裸石のみで行われますので、あらかじめ宝石店などに依頼し指輪から石を外してから鑑定に出すこととなります。
中古よりセール品を狙ったほうがいいのか?
セール品の婚約指輪も中古の婚約指輪同様に女性の価値観によって大きく意見の分かれるところです。
女性の中には「セール品の指輪なんて自分が安く見られているようで悲しい」とか「セール品を選ぶなんてこの先の生活が心配になる」と感じる人もいます。
一方で「中古の婚約指輪よりもセール品でも新品の婚約指輪のほうがいい」という人も少なからずいます。
婚約指輪というと男性が一人で購入してプロポーズの時に渡すというイメージが強いですが最近ではカップルで選びに来るケースも多いようです。
宝石店のセールは連休中や年末年始、開店・閉店のタイミングで行われることが多いので二人で見に行ってみてはいかがでしょうか?
本来の予算では手が届かないグレードの高い婚約指輪やブランド品の婚約指輪がセール品であれば購入できるとなれば女性の気持ちも動くかもしれません。
「中古の婚約指輪はバレる!?鑑定書や箱の入手方法などを解説」まとめ
いかがでしたか?
中古の婚約指輪だからといって宝石としての価値が劣ることは決してありません。
なによりも大切にしなければならないのが、お相手の価値観(気持ち)であるということです。
また日本では贈られた婚約指輪の半額相当の品物を男性にお返しするという風習もあるため、男性が思う以上に女性は指輪の価格が気になるということも最後にお伝えしておきます。