貴金属や宝石類を強引に買い取ろうとしてくる
「押し買い」の撃退方法をお調べでしょうか?
玄関先でしつこく居座られたり
「不要なものはないですか?あるでしょ?」
と、質問攻めされるのにうんざりしている方も少なくないと思います。
そうした業者が来たときは警察に通報してもいいのですが、
精神的なハードルが高いですよね。
そこで当記事では「警察に通報する前の押し買い業者撃退方法」
についてご紹介します。
定期的にやってくる押し買い業者に迷惑している方は、ぜひ参考にしてみてください!
押し買い業者を撃退する主な方法
強引に買取を進めようとしてくる業者には、ハッキリ断ることが重要です。
◎売るものはない
◎結構です
◎お引き取りください
彼らは買取業者とはいえ「営業」なので、断られてからの粘りが勝負!
なんて根性論を持っていることも少なくありません。だから、まずは本気で不要である意思を伝える必要があるのです。
彼らの頭の中は数字を上げることでいっぱいですから。
買取業者が帰らないときの対処方法
売る物はないと言っているのにも関わらず
業者が居座って帰らないときの対処方法は以下の通りです。
親族が同じ業界の人間だといってみる
あらゆる業界の営業に有効な断り文句がコレです。
夫・子ども・孫・親戚などが同じ業界で働いているから、他の業者は使えないんだ
営業側もこう言われると、引き下がらざるを得ません。
これでも押し買いを続けてくる業者には、次の方法を試してみてください。
担当者の名前・会社名をメモする
相手の名刺などがあれば、しっかり保管しておきましょう。
ない場合は、相手の名前と会社名を聞いてメモを残しておきます。
断られる段階で
名前と会社名を聞かれたら
流石に危険を察知して逃げ帰る業者がほとんどです。
ただ押し買い業者が会社の責任者である可能性もあるため
そのような場合は次の方法をお試しください。
その場で録音・録画を開始する
相手が営業トークを続ける様子をスマホのカメラや録音機能で記録に残しましょう。
目の前で録音や録画をされて、嫌がらない人はいません。
相手の会社にクレームを出す際や、万が一裁判などになったときの証拠にも活用できます
どう転んでも、皆さんにとって不利になることはないです。
警察に通報する
ここまでの撃退方法で、ほとんどの押し買い業者は退散すると思います。
しかし、あらゆる方法を駆使しても帰らないケースもないわけではありません。
そんなときは素直に警察へ通報しましょう。
帰れと言っているのに帰らず、玄関先に居座るのは立派な迷惑行為であり
「不退去罪」などの違法行為に該当します。
★不退去罪にも未遂処罰規定が存在し、これは、退去要求後、退去に要する合理的な時間を経過前に突き出された場合などがあげられるが、その行為に当罰性はないとされる[1]。
法定刑は、3年以下の懲役または10万円以下の罰金である。引用:Wikipedia★
さすがにそうなる前に帰ってくれるとは思いますけどね・・・
押し買いの被害に遭ってしまったときの対処方法
もし押し買いの勢いに負けて、大切なものを売ってしまった人は、慌てず対処すれば取り返すことができます。
クーリングオフを利用する
品物を売ってしまっても、8日以内ならクーリングオフ制度を利用してキャンセルすることができます。
クーリングオフ制度は特定商取引の法律で定められていることなので、業者側に制度設定の権利はありません。
「クーリングオフはできない」
「そんな制度はない」
と言い訳をする押し買い業者もいますが
そもそも業者側にそれを決める権利はないのです。
仮に契約書や誓約書に「クーリングオフは不可」と記載されていたとしても、それ自体が法律違反であるため、無効となります。
8日以内の申し出なら、無条件に返品できるのが「クーリングオフ制度」なのです。
クーリングオフしたことで賠償請求をされた!なんて話もありますが、応じる必要は一切ありません。
仮に裁判を起こしたとしても、負けるのは押し買い業者のほうなので
十中八九脅し文句です。
消費者相談センターに相談する
クーリングオフの期間を過ぎていたり、業者がクーリングオフに応じない場合は
消費者相談センターや警察に相談してみてください。
状況によっては、直接買い戻してしまった方が手っ取り早いかもしれません。
押し買いの被害に遭わないためには
対処方法を知っておくことも大切ですが
何よりも押し買いの被害に遭わないのが一番ですよね。
撃退方法と合わせて
押し買いの被害に遭わないための予防策についてご紹介します。
リサイクル業者・買取業者を自宅に呼ばない
大前提の予防策は、買取業者やリサイクル業者を自宅に呼ばないことです。
飛び込みや営業電話からアポイントを取り付けようとしてくる業者もいますが、一切相手にしてはいけません。
もし本当に売りたい宝石や貴金属などがある場合も、一旦は断って改めて自分で買取業者に依頼すれば安全です。
まともな業者は基本的に「宅配買取」に対応していますし。
訪問による査定買取を依頼する必要はありません。
呼ぶ場合は2人以上で立ち会う
もし出張買取や訪問買取を依頼して、買取業者を自宅に呼ぶ場合は、2人以上で立ち会うようにしましょう。
1人のみだと悪徳商法のごとく、押し切られてしまう可能性があります。
玄関にダミーの防犯カメラを設置しておく
本物でなくともいいので、玄関先などに防犯カメラを設置しておけば
押し買い業者に対するけん制になります。
あるいは露骨に胸元のポケットに入れて、レコーダーを見せておくなども有効です。
売るもの・売らないものは明確に分けておく
査定のなかで「貴金属や宝石などはないですか?宜しければ見せていただけませんか」と
他の品物を見せてもらおうとするのが押し買いの常套手段。
断るならきっぱり断ればいいのですが、じつは他に売りたいものがある場合は
事前に見せるもの・見せないものは分別しておきましょう。
ただ押し買いをしてくる業者は、相場よりも安く買い叩いてくる可能性が高いため
あまりオススメはしません。
手持ちの宝石・貴金属の価値を確認しておく
本当はもっと価値がある品物を、格安で買い取られては納得できませんよね。
押し買いに限らず、手持ちの品物を買取査定に出す場合は
売ろうとしている品物の価値や買取相場を事前に調べておくようにしましょう。
不用品の売却には郵送買取を利用する
宝石・貴金属・毛皮・古銭・古本・骨董品・食器など
業者が高価買取を謳っている品物は数多くありますが、いずれを売るにしても査定・買取には「宅配買取」を利用するようにしましょう。
宅配買取なら…
◎押し買いなどのリスクが少なく
◎全国どこからでも査定を依頼できる
◎安全に不用品を売却できる!
店頭・宅配・出張とある買取の方法の中で
もっとも手軽でメリットが大きい手段です。
業者にもよりますが、送料負担もなしで査定してもらえるところも少なくありません。
査定してほしい品物を段ボールなりに詰めて送るだけなので、査定依頼をご検討中の方は試してみてください!
まとめ
押し買いは会社単位の問題のこともあれば、査定員兼営業スタッフ個人の問題の場合もあります。買取業者すべてが強引な手段を取るわけではなく、ごく一部の質の悪い業者が目立っているだけです。
とにかく、帰ってくださいと伝えて帰ってくれないときは
遠慮せずに警察に通報してしまいましょう。