トパーズと聞いて皆さんが思い浮かべるのは何色でしょうか?

 

ブルートパーズなどの青色系を思い浮かべる人もいれば、インペリアルトパーズに代表されるシェリー酒のような色を思い浮かべる人もいます。

アクアマリンとブルートパーズの違いってなに?

じつはトパーズには多様なカラーがあり、ジュエリーとしてもパワーストーンとしても大変人気があります。

 

この記事ではトパーズの種類を調べている方のために、人気の高いトパーズの種類や買取査定時に高価買取になるポイントについて、ご紹介していきます。

トパーズとはどんな宝石か?

トパーズ
硬度 8,0
黄色、青色、無色、赤色、ピンク色など多様
誕生石 11月
石言葉 友情、希望、潔白

トパーズは古代ギリシャの頃から「活力を与えてくれる石」として人々に愛されてきました。

とはいえ、この時代にトパーズとされていた石の多くは『ペリドット』だったそうです。

 

鉱物学が発展する以前の宝石史には「間違えられていた石」というものが数多く存在し、トパーズもそのひとつといえます。

スーツ男性1

以前にはアクアマリンの代用品として用いられていた時代もありました。

トパーズの硬度は8,0と比較的高いのでキズがつきにくい反面、横からの衝撃に弱く割れやすいので注意が必要です。また光や熱の影響を受けやすいので、長時間紫外線に当てると退色や変色が起きる恐れがあります。

 

この性質を利用して加熱処理や放射線処理、コーティング処理などを施すことで、トパーズには無数のカラーバリエーションが存在しているのです。

パワーストーンとしてのトパーズ

トパーズはその時石の持ち主にとって必要なものと出会わせてくれるといういわば「引き寄せる力」に優れた石です。このため人生の選択肢に迷っている時や、新しい未来を切り開こうという時などに適している石といえます。

 

就活や転職、恋愛のお守りにトパーズを持つと良縁を呼び込むということから男女を問わず人気があります。

トパーズの様々な種類

宝石学上トパーズはOHタイプFタイプという2つのタイプに分けられます。

種類1・OHタイプ

OHタイプのトパーズは天然インペリアルトパーズともいいます。インペリアルには「最高の」とか「皇帝の」という意味があり屈折率が高く非常に輝きが強いことでも有名です。

 

主な産地はブラジルですが産出量が少ないレアストーンであり、ゆえにインペリアルトパーズは非常に高額で取引されます。

インペリアルトパーズ

OHタイプのトパーズの代名詞的な石です。シェリーカラー(シェリー酒色)の輝きはトパーズの中の最高級品として世界中のジュエラーを魅了しています。

インペリアルピンクトパーズ

アフガニスタンで産出されるインペリアルピンクトパーズはインペリアルトパーズ以上にレア度の高い石でありもっとも高額なトパーズです。

 

市場に出回っているものの多くは加熱処理された石であり天然非加熱のインペリアルピンクトパーズを目にする機会はほとんどないといえます。

種類2・Fタイプ

Fタイプのトパーズは天然トパーズともいいます。OHタイプに比べるとヒビが入りやすく屈折率も低いのでほとんどが放射線処理や熱処理を加えられてさまざまな色味になっています。

 

近年ではPVD(物理気相成長法)というコーティング処理によりそれまでなかったカラーのトパーズも誕生しておりトパーズのカラーバリエーションはまだまだ広がっていきそうです。

ブルートパーズ

無色のトパーズに放射線処理をすることで鮮やかなブルーのトパーズが生まれます。空色のスカイブルートパーズや深みのあるブルーグレー色のロンドンブルートパーズなどは、とても人気が高い宝石です。

ミスティックトパーズ

1998年の宝石フェアに初めて登場したミスティックトパーズ。万華鏡のように何色もの色が輝くトパーズは瞬く間に世界中で人気となりました。

 

これはPVD(物理気相成長法)というコーティング処理により生み出されており、ミスティックトパーズ以外にもトワイライトトパーズ、カナリアトパーズ、ネプチューントパーズなどの色が生まれています。

トパーズの価値を決める基準とは?

トパーズは産出量も豊富でカラットも大きなものがよく出ます。そのためトパーズの価値を決めるポイントは『』にあるといってもいいでしょう。

 

人気が高いのは、OHタイプのトパーズに見られる赤色系を筆頭に黄色、緑色、オレンジ色のトパーズです。茶色に近い色になるほど価値は低くなります。

トパーズを高価買取してもらうポイント4つ

トパーズは供給量が豊富であり価格も手頃なことから手に入れやすい宝石です。しかしこれは買取に出す時にはなかなか値がつきにくいということでもあります。

 

スーツ男性1

市場にいちばん出ているブルートパーズは、ほとんどがFタイプの処理された石でありよほどカラットが大きくないと(10カラット以上とも)値がつかないといわれています。

高価買取ポイント1

インペリアルトパーズの色味がはっきりと出ていてなおかつ内包物の少ないトパーズであれば高価買取の対象になります。

高価買取ポイント2

ほとんど値がつかないブルートパーズですが一緒に施されているメレダイヤモンドなどの付属の宝石や地金に値がつくこともあります。またブランドジュエリーであればノンブランドジュエリーよりも高い値がつきます。

高価買取ポイント3

査定技術の高い鑑定士に見てもらうこと。カラーストーンの鑑定は鑑定書のあるダイヤモンドに比べると非常に難しいとされています。そのためジュエリーの鑑定に実績のある買取店を選ぶことが大切です。

 

最近ではWEB上で買取実績を公開している買取店も多いのでそれらを参考にしましょう。また査定のみは無料という店舗も多いので必ず数店舗で鑑定・査定をしてもらい比較検討の上で買取店を決めるようにしましょう。

「宝石買取の世界・トパーズの種類と高価買取のポイント3つ」のまとめ

トパーズの種類と高価買取のポイントについてご紹介しましたが、ジュエリーとしてもパワーストーンとしても人気が高く、また手に入れやすいという印象でしたね。

 

スーツ男性1

カラーストーンの査定は店によって大きく価格が違う場合も多いので、必ず複数の店舗で査定をしてからにしましょう。