一言に「金」といっても、K22やK18などいくつもの名称がありますよね。
それぞれにどんな意味があるのか、疑問に感じる人も少なくないでしょう。
ここでは「金」の種類や買取相場についてご紹介します。
金のK18やK22ってなんのこと?
貴金属や宝飾品のなかには、K18や18金と表記されたものがたくさんあります。
これは「金の純度」がどれくらいの比率かを示した数字です。
K18などのKは英語の「Karat(カラット)」の頭文字。
ダイヤや宝石の大きさをあらわす「carat」と誤認されることもありますが、まったく無関係の単位となります。
金とはいえ、宝石やアクセサリーに付けられているのはすべてが純金ではありません。
銀や銅・鉄など、別の金属を配合し合金として仕上げられているのです。
金の純度がもっとも高い純金(99.99%~100%)は金属の中でも柔らかく、そのままではアクセサリーや宝飾品に向きません。
そのため適度な硬度を持たせるために、別の金属を配合するのです。
この金の配合比率で、K(カラット)のあとの数字が変わってきます。
金の純度(種類)とカラットの関係
純金をはじめとする合金にはいくつかの種類があり、24分率で分けられています。
24Kがもっとも純金度が高い金となり、そこから数字が小さくなるごとに金の割合も少なくなっていくのです。
純度 | 比率 | 使用されるアイテム |
K10・10金 | 純金42%:その他58% | 各種リングやジュエリー |
K14・14金 | 純金58.5%:その他41.5% | 各種ジュエリーやペンなど |
K18・18金 | 純金75%:その他25% | 時計・ジッポライターなど |
K22・22金 | 純金91.7%:その他8.3% | ネックレスやピアスなど |
K24・24金 | 純金99.99%~100% | コインやメダルなど |
基本的に純金比率が高くなるほど、買取相場も高くなります。
10金(k10)や18金(k18) のジュエリーやアクセサリーでも、ブランドアイテムとしての価値が付加されるため、ものによっては純金度が高いアイテムより高値で売れるケースも少なくありません。
手持ちの金の純度や種類を調べる方法
自宅に金やジュエリーがあるけど、親が昔集めていたものだから純金の配合比率が分からないというときもありますよね。
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そういうときは、金や宝石の買取査定を行っている業者に相談してみてください。
専門の査定員が金の状態や掘り込まれた記号などから、どれくらいの価値があるか調べてくれます。
金やジュエリーの買取査定は無料でしてもらえるので、売るつもりがなくても問題ありません。
まずは手持ちの「金」に、どれだけの価値があるかを知るところから始めてみましょう。
自分で純金の比率を調べる方法もありますが、基本的に熟練された査定の経験が必要になるので、素人が即席で判断できるものではありません。最初からプロの査定員に相談したほうが早く確実です。
混ぜる合金と比率によって金の色も違う
純金と合わせる混合物で仕上がる金の色は変化します。
配合される金属によって合金の色は変わりますが、いずれも基本的には貴金属や宝飾品の要として用いられることが多いです。
名称 | 概要 | 18金の場合の比率 |
グリーンゴールド(green gold) | 純金と銀のみで作られた合金 | 純金75%/銀25など |
イエローゴールド(yellow gold) | 純金・銀・銅のみで作られた合金 | 純金75%/銀12.5%/銅12.5%など |
ピンクゴールド(pink gold) ローズゴールド(rose gold) |
純金・銀・銅・パラジウムで作られた合金 | 純金75%/銀・銅・パラジウム各数% |
レッドゴールド(red gold) | 金と銅のみで作られた合金 | 純金75%/銅25% |
ホワイトゴールド(white gold) | 純金とニッケル・パラジウム・亜鉛などで作られる金 | 純銀75%/ニッケル・パラジウム・亜鉛各少量ずつ |
指輪(リング)・ネックレス・ピアス・時計など、金が施されているアイテムには今回ご紹介した宝石のいずれかが使われているかもしれません。
まとめ
金にも純金をはじめとするさまざまな種類があります。
純度が高くなるほど市場価値も高くなり、買取店で高額な査定価格がつけられる可能性も大きくなるのです。
ご自宅に不要な金やジュエリー・貴金属などがあれば、ぜひ専門店で無料査定してみてくださいね♪