指輪やペンダントの石を失くしたことはありますか?
さっきまでついていた宝石がないことに気がついた時の衝撃!
せめて目の前で石が取れたのであればすぐに拾って修理に出せますが
どこで落ちたのかもわからないし、宝石のような小さなものを探せるとも思えない、となると本当に落ち込みますよね。
しかしながらここは気持ちを切り替えて新しい石と交換しませんか?
ついでに土台部分のメンテナンスもして二度と大切な宝石を失くさないようにしましょう。
ということで今回は指輪やペンダントの石を失くしてしまった時のお話です。
指輪やペンダントの宝石は意外と紛失しやすい
一見するとがっちりと固定されているようにみえる指輪やペンダントの石。
よほどデザインや加工に不備がなければそう簡単には外れないはずなのです。
しかしながら使用状況や不意のアクシデント
または経年劣化などの理由で石を失くした経験はかなり多くの人が持っているようです。
石が紛失する理由
石が土台から外れるのにはそれなりの理由があります。
よく言われるのが次の2点です。
1、指輪・ペンダント(土台)の変形
2、石を留めている爪の変形・破損
特に石を留めている爪は少しぶつけただけでも破損する場合があります。
何本かの爪のうち1本でも破損すると石が取れることもあります。
また経年劣化によって爪がゆるんでくることも石を失くす原因です。
爪がゆるんでくると指先で押しただけで石が動いたり、耳元で振ると石が動く音がしたりするのでセルフチェックしてみましょう。
石を紛失したらどうするか?
石を紛失してしまった場合には
◎土台・デザインはそのままで同じような石を購入してはめ込む
◎石を購入してデザインも変え新たなジュエリーにする
いずれかの方法が考えられます。
前者の場合は元通りに直す修理(リペア)、後者の場合はリフォームと言います。
リペアにしてもリフォームにしても、まずはどうして石が落ちてしまったのかという原因(土台の変形なのか?爪の劣化なのか?そのほかの理由なのか?)をきちんと調べてもらった上で、最善の方法を選びましょう。
修理(リペア)
修理とは失くした石だけを補充して元通りに直すイメージです。
宝石店で該当の宝石のルースを購入して爪などを修理した後に石をはめ込みます。
基本的に宝石の紛失の場合は有料修理という店が多いですが
購入して日が浅く使用回数も少ないようであればまずは購入店で相談してみましょう。
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稀にですが最初から爪の仕立てに不備があったりして無料で宝石の補充・修理をしてもらったというケースもあるようです。
リフォーム
石が取れてしまったことを機に新しいジュエリーにリフォームするというのも素敵です。
立爪の指輪を日常使いやすいデザインにしたり、ペンダントの雰囲気をガラッと変えてみたり、ピアスなど別のジュエリーに作り替えたり、リフォームの可能性は無限にあります。
また大幅にリフォームしなくても石が落ちる原因となった爪の部分のデザインだけをリフォームすることもできます。
リフォームする際に大切なのは信頼できる業者を選ぶことです。デザインや料金面など安心してお任せできる人やお店を探しましょう。
土台部分のみを売却する
これは今回のテーマとは違うのですが、修理やリフォームをしないで残った土台部分だけを売るという方法もあります。
ジュエリーの場合、石が取れてしまった指輪やペンダント&ネックレスチェーンのプラチナや金という貴金属だけでもかなり価値があるからです。
宝石買取の現場ではダイヤモンド以外の宝石は買取価格がつきにくく、むしろ貴金属の方に高値がつくことも多いのです。
もしも石を失くした指輪やペンダントにそれほど思い入れがない場合のご参考までに。
指輪などのリペア・リフォームにかかる費用とは?
失くしてしまった宝石のルースの費用は宝石の種類により費用が違います。
宝石購入の際にはダイヤモンドであれば鑑定書、カラーストーンであれば鑑別書をもらって保管しておくことを忘れないようにします。
宝石の修理費用は石の大きさ、留め方の種類、土台(地金)の種類などによって決まります。
また修理店ごとに基本料金があり全体にかかる費用は「基本料金+加工料金+材料費」というところが多いようです。
購入したお店に修理を依頼する場合で保証期間内であれば無料で修理してもらえるケースもあります。
全面的に作り替えるリフォームの場合はデザイン料も発生しますので
修理に比べると費用はかなりかかることになります。
まとめ
いかがでしたか?
指輪やペンダントの石は意外にも失くしやすいものです。
失くしてしまったらそのままにせずに石を交換してまた愛用してあげて下さい。
その際にはジュエリーのメンテナンスもしっかりとして2度と石が紛失しないように生まれ変わらせましょうね。